水底の達也に知らされぬまま、達也への送気がストップ。
達也は、送気が止まったことを素早く察知。
達也「エアー停まりました」
そして、背中のボンベのバルブを落ち着いて開く。
すると、ボンベから達也のマスクへ空気が送られる。
達也「きたきた!!」
これには生徒達も一安心だが、浮上までが訓練。
安全に水面に浮上し、空気が吸える喜びを改めて感じる達也。

午後の訓練に備えて休憩がてら、他の学科の見学へ。
海洋科学科で見せていただいたのは、丹後名物のトリガイ(ザルガイ科)。
さらに、このトリガイを海洋資源科の生徒が調理実習の材料に。
さばいて湯通ししたものを酢みそで頂き、京の美味を堪能。

腹ごしらえも完了した所で、次なる訓練となるヘルメット式潜水実習へ。
これも全面マスク式潜水器と同じく常にホースから酸素が送られる。
この送られてくる酸素量を、腰につけた送気バルブで調節し、浮力が高まったらヘルメット内部にある排気弁(キリップ)で空気を出して排気する。
まずは、この送気と排気の2つの空気調節を行い、上手く重力と浮力のバランスを取り、水中で浮きも沈みもしない状態となる中性浮力を身に着ける訓練。
習得すれば、ヘドロの多いDASH海岸でも、海中を濁らさずに石を移動させて積み上げる作業に役立つ。