焼けた身は、ほぐしながらすり潰した白ゴマと混ぜ合わせる。
そこに醤油、みりんを加えて味を調えたら完成。
たくさん獲れた魚を捨てる事がないよう作られたと言われるごまだしは、100年以上前から伝わる佐伯の調味料。
地元では、エソ、アジ、タイなど様々な魚を使い、30種類以上ものごまだしが作られている。
そして、その食べ方もいろいろ。

佐伯では、うどんと言えば“ごまだしうどん”。
うどんを入れたお湯に大さじ1杯のごまだしを溶かすだけ。
地元では他に、豆乳をかけたご飯にのせて食べる“ごまだし豆乳茶漬け”、里芋と和えて食べる“里芋のごまだし和え”などあるが、
城島「もっと濃かったら、ゴマしゃぶのゴマだれになる?」
と、お湯にごまだしを先ほどよりも濃いめに溶かして、佐伯名物のタイを付けて食べてみると…
城島「ゴマしゃぶ、最高タイ〜!」

一方、松岡は高知県。太平洋に面し東西に長い地形はその土地、その土地で様々な文化を生み出した。
まずは高知市内。地元のスーパーで高知ならではの調味料を探す。
そこで見つけたのは“土佐ぬた”。
通常「ぬた」とは野菜や魚介類を酢味噌で和えた料理のことだが、スーパーの店員さん曰く、土佐ぬたは高知ではとても有名な調味料とのこと。こちらのスーパーではすでに売り切れのため、近くの農家の方に話を聞いてみることに。