訪れたのはラジコン歴32年の店主が営むラジコン模型店メイツワン。
しかし
店主「ウチでは手に負えないな」
ラジコンのプロでも、今回ばかりは難題か。
と、店主が突然どこかへ電話をかけはじめた。
なんと、2人の要望に応えてくれそうな人を紹介してくれるという。
早速その人のもとへと足を運ぶと、何やら倉庫から不気味な音が
「プシュー!ウイーン!」
その正体は巨大なカブトムシ型ロボットだった!
太一「これラジコンなんですか!?」
この全長11m、重さ約17トンにも及ぶ、カブトムシ型の超巨大ラジコン『KABUTOM  RX−03』を作ったのは産業用機械やアイデア機械を手掛ける、機械のプロ・高橋さん。


強力な助っ人を得て、無人走行自転車作りを開始する。
高橋さん曰く、無人走行の自転車を作るポイントは3つ。
1つ目は自転車を動かすための「動力」。
2つ目は、左右へ曲がる操作する場合、ハンドルを切るのではなく、「体重移動」で行うこと。
自転車が曲がるときはハンドル操作ではなく、曲がりたい方向へ体重を傾けることで 自然に曲がることが出来るとのこと。
3つ目は「倒れないための装置」。
その装置を作るために、知っておくべき重要なことは
高橋さん「“ジャイロ効果”を考えれば、出来ると思います」
ジャイロ効果とは、一体どんなものなのか?


無人で自転車を走らせるためのポイントは、「動力」と「体重移動」、さらに、「倒れないための装置“ジャイロ”」。
ジャイロとはラジコンバイクにも組み込まれる、バランスを保つための機構。
その不思議な力を学ぶべく、2人がやってきたのは東京工業大学。
授業でジャイロを教える岡田先生に、早速その力を見せて頂く。
先生が取り出したのは、中心に取っ手の付いた円盤。
これを、天井から吊るされたロープの輪っかに引っ掛けようとすると、バランスを保てず地面に落ちてしまう。
岡田先生「ただロープに引っ掛けても当然落ちてしまいますね。しかし、こうするとどうでしょう?」
岡田先生は円盤を素早く回転させ、もう一度ロープの輪っかに引っ掛けてみる。
すると、今度はロープに引っ掛かったまま、円盤は落ちずに回転を続けている。
長瀬「すげー!何で落ちないんだ?」