まずは、草刈機を自転車に取り付けてみる。
先端の刃を台車のキャスターに付け替え、自転車の車輪に押しつけて動かせるか実験。
キャスターは、後輪に接触しながら回転するも、
パワーが大きすぎたのか、車輪へ動力がうまく伝わらず空回りしてしまった。
ならば、電動ドライバーならどうか?
車輪に密着させた電動ドライバーの先端が力強く回転すると同時に、
後輪が上手く回り出し、太一を乗せたままの自転車も前へと進ませた。
太一「小さい工具でも馬力はあるね」


そうして選んだ電動ドライバーを自転車に装着。
車輪への押し付けが甘ければ、先端が空回りしてしまうため慎重に。
そして、後ろの荷台には人間の体重移動を再現した、高橋さん力作を装置。
箱型の重りを、左へ倒れそうなときは右へ、逆は左へ操作すれば、
体重移動と同じ原理で、自転車の方向やバランスを制御出来る。
あとは、遠隔操作するために送信機であるプロポと接続。
プロポの縦レバーを上にきればドライバーが回転してアクセル、
下にきれば、ドライバーがロックすることでブレーキとなる。
方向のコントロールは、レバーを左右に動かすことで重りが動く仕組み。


すべての準備が整ったところで、愛機の命名。
長瀬「チャリンコの“チャーリー”」
さらに、チャーリーには自転車に不可欠な機能、
買い物に便利な遠隔操作のベルも取り付けて、ついに完成!
買い物出陣の前に、まずはチャーリーの性能テスト。
コースは操縦する長瀬の側から50m離れた
太一のところまで行き、折り返して帰ってくる道のり。
初の無人走行は成功するか?