計測結果は場所ごと、品種ごとにグラフ化。
単位は1kg当たりの放射性物質量、ベクレルパーキログラム。
土に含まれるその量と、ヒマワリのそれぞれの部位にどれだけ入っていたかを表すもの。
元々土にある自然放射能、カリウムと、今回問題となっている放射性セシウム134と137の数値が、それぞれ棒グラフで表示。
どれも、植物検体からは少なからず、検出されている。

達也「全く吸っていないという事ではないんですよね?」
長谷川さん「はい、農水省も“吸っていません"とは言っていない」

実際、村のヒマワリのイメージングプレートの(X線画像検査)結果には、ぼんやりと放射線の黒い影が見て取れる。
ともかく問題は、土からどれだけの割合の放射性物質を取り込んでくれたかどうかだが。

まずは高さ30cmまで生長した、田んぼのヒマワリの結果。
長谷川さん「(田んぼのデータでは)ヒマワリがすぐに効果的とは言えないですね」
ヒマワリ1本当たりの効果で考えると、吸い上げた放射性物質は土に含まれる量の約1/2280(ヒマワリに含有)。
さらに隣りの畑で野草化して育っていた植物たちにも大きな吸収効果は見られなかったという。
ヒマワリを含む、植物による除染効果はないのか?