城島「非常食を入れて逃げる、カンパン入れ!」
さらに、長瀬は“砂弾"の刻み文字から連想して、
長瀬「中に砂を詰めて、敵が来たら投げる武器!」
しかし、残念ながらどちらも不正解。
ただ、“砂を入れて使う"という部分だけは正解。
ここで、40分が経過し、正しい使い方を知っている人を求め浅草の街へ。
IKKOがお連れしたのは、浅草にて買い物中だった78歳の
北原こまえさん。
北原さん「花挿しじゃないの?花瓶」
と解答を頂いたが、残念ながら花瓶ではない。

長瀬がお連れしたのは、ブラシ・はけ専門店「かなや刷子」の看板娘、以前にも正解を導いて下さった、御年88歳の伊藤寿津江さん。
だが、今回は道具の考察に時間がかかってしまい、結局未解答…。
一方、城島は陶磁器のお店「金玉堂」にあった陶器製品からヒントを得て、
城島「当時(昭和20年代)の灰皿!」
さらに、IKKOは「君塚食堂」3代目、君塚和江さんをお連れし、
君塚さん「遺骨入れ」
と解答するも、どちら不正解となり、ここでタイムアップ。
正解は、戦時中、消火器として使われていた『防火砂弾』。
使い方は、乾燥した砂を砂弾の中に詰めて、炎に向かって投げ込むだけ。

実際、火に投げ込み、その消火効果を確かめてみると、
城島「ほんまや!砂ってかけるだけで火が消えるんや」
砂は燃焼物の表面を覆い、窒息状態にして消火する機能を果たす。
昭和13年、軍事優先のため国家総動員法という法律が制定され、金属回収とともに、家庭用品など金属製品の製造が禁止された。
そこで陶製の代用品などが作られるようになり、防火砂弾もその一つだった。
“戦闘機と砂弾"、“戦は長期だ"、“敵機に備へよ"などの文面は、戦争の長期化による国民の敵がい心を煽るためだったといわれる。