微妙な調整を繰り返し、1本1本水平に敷いていく。
土台は全部で7本、2本目以降は接合部の加工が必要となる。
接合部は2本の土台を、しっかりとつなぐ部分。
少しの誤差が、最終的には大きなズレへとつながるため、気の抜けない作業。
そして、地道に水平を調整すること2時間。
伊根から運んだ材木が、まずは舟屋を支える土台として無人島で甦った。
城島「じゃあ、いよいよ(骨組みの)組み上げやね」

しかし、まだまだ準備が必要だった。
元々は別の建物の材木だが、接合部の凹凸である
ホゾとホゾ穴を調整すれば、組み合わせることもできる。
しっかり噛み合うまで、ホゾを削って、ホゾ穴を埋めて。
それは、経験と時間が必要な仕事。
そして舟屋作りは、ここから力仕事が待っている。
一足先に、達也が梁を仕上げていると、
達也「(骨組みを)立てるよ。もう土台は出来てるから」
この日は、城島、国分、長瀬も集まった。

まずは、舟屋の入り口部分の骨組みから立てるのだが、左右の柱に2本の梁、その間は達也が伊根の資材置き場で頂いた材木で作った束(つか)でつないでいる。
その骨組みを土台の位置まで運ぶが、平均年齢38歳のアイドルたちにとっては重労働。
城島「これ結構、重いぞ」
そして、あとは運んできた梁と束を組んだものと、左右の柱をつなぎ、H型となった骨組みを起こすだけ。
まずは柱同士をつなぐ作業だが、これは両側から同時に柱を叩かなければ、歪んでハマらない。