6月16日

仔やぎが無事、誕生してから一週間あまり。
二頭の仔やぎは、元気いっぱいに育っています。

仔やぎたちは小屋から外に出ると、飛び跳ねて動きます。飛び方は横向きにぴょこぴょこと跳ね回る感じで、生まれたての仔やぎというのは、こういう動きをするのか、とわかりました。
そして、突然、走り出すこともあります。小屋から役場まで人間でも追いつけないほどの速さで駆けたり、古民家の前で遊んでいたのに気がついたら麦畑にいたり、とか、とにかく、元気なのです。


家族みんなで散歩をすることもあります。家族の仲はとてもよく、草むらに行くと、八木橋はひたすら草を食べ、マサヨは草を食べながらも仔やぎたちを気遣い、仔やぎたちは兄弟でじゃれあっているといったところです。
一緒に誕生した兄弟の仲がよいのは、もちろんです。一頭が駆け出すともう一頭は追いかけ、一頭が八木橋のところに行くと、もう一頭も八木橋のところに行くというようにいつも動きは同じで、寝るときも寄り添って寝ています。
ただ、このように安心してのびのびと育っているのも、母親であるマサヨがいてこそ。いつでも、母親であるマサヨは仔やぎから絶対に目を離しません。仔やぎがいなくなると、鳴き声をあげて必死に探し、そばに駆け寄ります。

まだ、マサヨのおっぱいを吸っているので、草に興味を示すものの親のように食べることはありませんが、見るたびに大きくなっている仔やぎたち。
あっという間に、大きくなりそうです。


前の週 次の週