8月18日


夕方、突然に降り出した雨は、激しさを増して地を突き刺し、空を覆う真っ黒な雲は、幾層にも重なって屋根のすぐ上まで垂れ落ちてきそうです。
一瞬、真っ暗なはずの空が真昼のように光りました。その直後、地響きのような雷鳴がとどろき、ガラス戸がガタガタと音を立てて揺れ、地震のような震動が床下から伝わってきます。

おそるおそる外に出て、震える北登と東の空を見ていると、空を切り裂くような稲妻がビリビリッと走りました。
マサヨは雷が鳴るたびに大きな悲鳴をあげ、仔やぎたちは小屋の隅で体を寄せ合って震えています。八木橋も落ち着かない様子で、空を見上げてはため息をついています。
溜め池のアイガモたちも、水田のアイガモたちも、小屋の中に非難して、体を寄せ合って首をすくめています。
この日、雷は夜8時過ぎまで続きました。

幸い、DASH村は今のところ、大きな災いからは逃れていますが、村全体を揺さぶった雷は、ここ最近、連日、襲いかかってきています。
これからの季節、台風、大雨、霜・・・と、気の抜けない自然の脅威が続けざまにやってきそうです。
秋に向けて、にわかに騒がしい気配の漂いはじめた、DASH村です。






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