11月8日

7日は立冬でした。
暦の上ではもう冬です。
寒くなるのが早いようですが、今年は、10月になっても夏のような暖かい日が続いたので、考えてみると、秋が曖昧でした。

紅葉した葉も少しずつ散って、地面にふかふかと積もっていきます。
そして、日に日に肌寒くなり、季節の変わり目を感じます。



季節の変化の判断の基準は人それぞれです。
木枯らしや雪など天気から気づく人。
葉の色づきやリンドウの花などの植物から知る人。
ストーブや焚き火の匂いから感じ取る人。
秋刀魚や牡蠣などの食べ物から実感する人。
セミや鈴虫などの音から味わう人。
コートやマフラーなど着る服から思う人・・・。
それぞれに、季節の変わり目を感じる瞬間があるかと思います。


私の場合、冬といったらなんでしょう。
やきいもの味、囲炉裏の炭の匂い、あったかい缶コーヒーのぬくもり、酉の市の便り・・・。
そんなものに触れた瞬間が、私の冬のはじまりです。




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