1月12日

一年かけて、樽の中で熟成させた味噌が、ようやくできあがりました。
味噌は、これまでにつくったものとまったく違った"つくる仕事"でした。
力を込めて汗を流すわけでもなく、一点に神経を集中させるでもなく、ただじっくりと様子を見てひたすら待つ。
こうしたつくる仕事は、とても新鮮なものでした。
自然の力を信じ、任せて、待つ・・・。
こうした仕事を通して得るものもあると思います。


そうしてできあがった味噌でつくる味噌料理の夕げは、格別でした。
米味噌、麦味噌の、こくのある味を堪能する体温まる味噌汁や雑炊。
甘く味付けてまろやかな味のたれとしていただく田楽。
そして、味噌を大きなホオノキの葉に乗せてこんがり焼いて、舌でじっくり味噌そのものの味を味わう朴葉味噌。
味噌は、まだまだおいしい味わい方があるようです。




さて、今、DASH村は、雪や氷の美しさにあふれています。
雪や氷は一面に広がったものを眺めるのも雄大できれいですが、接近してみると、また、違った繊細な美しさが隠れています。
これからも、自然とできる限り正面から向きあい、自然がもたらす美しさに少しでも触れていきたいものです。








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