4月6日

日陰に残っていた雪は融け、土の中から湧き出るように若々しい草や花が出てきました。
日中は暖かいと感じる日も多く、夕方も六時過ぎまで日があります。
長い、長い冬も終わったようです。DASH村にもようやく春がやってきました。


今、桜が満開のところも多いようですが、DASH村の桜はどうでしょうか。
DASH村の桜は、毎年、四月の下旬から五月の初めごろに咲くのですが、この春は少し遅いようです。まだ、芽は硬く、つぼみになる兆しがみえません。
この桜の木は五十年ほど前からある木で、昨年、強風に吹かれて枝が折れ、倒れかけました。木の半分ほどは幹から枯れてしまっています。しかし、何とか持ちこたえて、懸命に生き、今年も美しい花を咲かせようとしています。


DASH村にはこの桜の木もそうですが、多くの命があります。誕生するものもあれば消えるものもありました。
今、この瞬間も、同じ地球の上のあるところでは多くの命が奪われ、不安で眠れない苦しい思いをしている人がたくさんいます。そんな時代に、この小さな村で、桜の木やヤギのつばさ、そして、にぎやかになった八木橋一家や北登やアイガモたちを見て、改めて、命について重く受け止めました。





春。DASH村には、新しい風が吹き込んできています。住人がひとり去り、今はもう、保原という新しい住人が動いています。
この者は半年くらい前からスタッフのひとりとして、一緒に作業していたのですが、動物が好きで前向きな意欲もあります。ですので、今後、暖かく、彩り豊かな季節になるにつれ、よりDASH村は前に進んでいくことと思います。宜しくお願い申し上げます。
最後に、これまでDASH村ホームページの原稿と写真を担当してきた至らぬままの常駐人は、去ることとなりますが、来週からは、新しい感性のページに生まれ変わる予定です。是非ともご期待ください。そして、これまで、見ていただいた皆様には、本当に感謝しております。ありがとうございました。






前の週 次の週