12月31日から1月1日になるだけなのに。やたらと緊張したり焦ったりしていたりする。八木橋、北登、アイガモたち、そして作物、里山は、いつもと全く同じなのに。 どうも慌しいのは僕だけなんだろうか。

なんでこんなに忙しいのだろう？なんでこんなに綺麗にしたり、おいしいものを食べたりするのだろう？みんながするからだろうか？そういう風に育ってきたからだろうか？

今年を頑張れただろうか？という不安。来年は良い1年になるだろうか？という不安。そんな不安がそう思わせているのかもしれない。 そして、実際にみんなで大掃除をすると、気分がすっきりして、心まで真新しくなったみたいになる。今年の不安も消える。そして、来る年がまだ何も失敗していない年で、どうにでもできる1年であることが分かる。どうせなら大きな目標を立てて、それをこの1年で実現させようと思える。

八木橋一家も北登もアイガモたちも里山も思っているんだろうか。繰り返す生活の中で一番大きな節目。今年できなかったことを来年は成し遂げたいという思い。 僕はこの大きな節目は有意義に過ごしたい。そして、新しい年を盛大に、華やかに迎えたい。