寒さで目が覚めた朝。
霜が降りたのかと思い見てみると、外は真っ白な雪景色。
おそらく私の眠っている間に雪が降り始めたのだろう。
初雪だというのに降り始めが見られなくて、とても残念。

 でも茶色一色だった里山が翌朝、真っ白な雪景色になっているのは別世界にワープしたような感じでドキドキする。




見慣れた景色が、全く違った景色に見える。太陽の光で作られる「白」と「黒」の世界。ずっと眺めていても飽きない。
  寒いのは辛いけれど、やっぱり美しいもの。そして私を清々しい気分にしてくれる。
朝日に照らされ、キラキラと輝く木々の雪達。なぜ雪が加わるだけで、ただの枝がこんなに綺麗に見えるのだろうか。本当に雪の力ってすごい。

 初雪は1年に1回だけ。しばらくは残っていてほしいと思いつつも、まだ強い太陽の日差しの前にあっという間に溶けてしまった。
  あしたからは12月。今度はもっと積もるといいな。

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