「10年目突入 男達の挑戦は まだまだ」

 夕方、里山から聞こえる「ヒグラシ」の合唱。
風情があり、清涼感溢れる「カナカナカナ」という鳴き声。 同じ鳴き声でもなぜか真昼に聞くそれとは違い、疲れた体がいやされる気がする。
 その鳴き声は、色々な音を奏でる。近くで聴くと「カナカナカナ」、遠くで聴くと、数個の鈴を鳴らした時のような「シャンシャンシャン」という音に聴こえる。不思議で魅力的な鳴き声。

 そんなヒグラシの鳴き声を聴くのも、私は今年で4回目。もう4度も聴いているのかと思いつつも、この鳴き声に飽きることはない。
 なぜなら同じ声にも同じ音にも聞こえないからだ。




 このDASH村もそうだと思う。10年目を迎えた今、改めて振り返ってみると「DASH村」という同じ場所にいても、毎年違った「喜び」「悲しみ」「出会い」「別れ」そして「挑戦」があり、1年1年とても充実した時間を過ごしてきた。その中で新たな建物や道具や作物ができ、村は大きく変化してきた。
そんな9年間の中で、変わらないものもある。それは、明雄さんの口癖「だめだこりゃ」と「まだまだ」。この口癖を聞くとなんだか安心する。村づくりをここまでやって来ることができたのも、明雄さんの農業指導があったからこそ。本当に感謝しなければいけない。

そして9年間色々なものづくりに挑戦できたのも、明雄さんはじめ近隣の皆さん、DASH村を応援して下さっている視聴者の方々のおかげであり、改めてこの場をかりてお礼を言わせて頂きたいと思います。
9年間本当にありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。

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