「今年も 1年ありがとうございました」

2010年も早いもので、あと5日で幕を閉じる。
今年の始め、ふぶきが生まれるのと同時に始まった僕の村生活。ふぶきはもう少しで一歳になり、ずいぶん大きくなった。今では立派な顎ヒゲもたくわえている。
一方、僕は・・・、この一年で人間として成長できたかどうかは分からないが、村人になって本当に色々な事を経験した。

まず、ふぶきの誕生。生まれて間もないふぶきは弱々しく、どうしてあげたらいいか分からず、ただただ戸惑うばかり。見守る事しか出来なかったけど、経験する事の大切さを学んだ。
そして、ニュージーランドの職人を招き、行ったヒツジの毛刈り。あのやんちゃなテンとシロが座らされ、終始大人しく、されるがまま。そして、刈られた後の姉妹の姿にも驚かされた。その後、羊毛は様々な物に加工され、その一連を目の当たりにして、自分たちが普段お店で購入している商品がどうやって作られているかを知った。




5月には、アイガモのヒナの母親代わりになり、田んぼデビューの為の訓練を行った。アイガモのヒナが手を叩く合図で集まってくるように訓練するのはなかなか苦労した・・・。
そしてそのアイガモたちも活躍したお米を始め、畑の作物の栽培もとても勉強になった。何だか今まで、作物を育てる大変さと食べ物のありがたみなど真剣に考えてなかったのかもしれないと思う程、種から作物を栽培した経験はそれをよく考え、感じ取る機会を与えてくれ、食べることの大変さ身をもって学んだ。

2010年のこのたくさんの経験を2011年で活かし、さらに色々な事を経験しながら勉強し、人間としてちょっとでも成長したいと思う。どんな2011年が待っているか今からワクワクしますが、とにかく残りの2010年もこれからの2011年も頑張っていきたいと思います!

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