1.原料の砂集め まずは原料となる砂の採取。コップづくりでは、牧草地横の砂が最も透明度が高く良いガラスになったということもあり、今回は、この砂を使うことに。 しかし、透明度が高いとは言え、村の砂だと鉄分が多いため、このままだと濃い緑色のガラスになってしまい、作業場を明るくする窓としては問題。 そこで、少しでも透明なガラスにするため、精製した後の牧草地横の砂から「磁石」を使って鉄を取り除いた。 |
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2.ガラス窯づくり コップづくりで使用したガラス窯では、口が小さく、直径20cmの窓ガラスを作るには難しいということもあり、今回は登り窯を使用した。 ガラスを熱する口は前回よりも広くとり、その上に沢山の砂を溶かせるように大きいルツボを設置した。 |
3.原料投入 鉄を取り除いた村の砂と前回同様、焼いた重曹、貝殻石灰を混ぜて、ルツボの中に原料を投入する。 加工に充分な柔らかさにするには1300度以上が必要となる。 しかし、大きい窯とあって1300度までなかなか上がらず、薪をくべる熱い作業が2日間続いた。 そのおかげもあって、無事加工できる柔らかさまでになった。 |
5.設置 24枚のガラスを持ち、さっそく穴空き状態の工房へ。 本来なら鉛の部材で固定をするフラウン窓だが、今回は、村ならではの木型でガラス固定をすることに。ガラス用のコーキングで接着し、2つの型で挟み込む。ネジ釘でしっかり固定し、側面の建具、明かり窓に設置する。 明かり窓からはしっかり陽射しが入り込み、明るい工房が完成した。これからはこの明るい工房で色々なものが作れそう。 |
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