土づくり
長橋さんから磁器を作る土は、陶器の土とは違い、「陶石」という珪砂の多く含まれた石を原料に作られているということを教わり、その「陶石」を求めて、長橋さんの知り合いの窯元へ出かけ、村でつくる分の陶石を掘らせてもらった。
まずは、掘ってきた陶石をハンマーで細かく砕く。そして、「水簸(すいひ)」して白いところだけを残して、粘土にしていく。
「水簸(すいひ)」とは・・・
陶石を細かくつぶして水を混ぜて攪拌する事で、陶石に含まれる不純物などを取り除き磁器づくりの土として良質なものにしていく作業。
大きな陶石を1つ1つ細かくし、ふるいにかける。ふるい終わったサラサラの陶石に水を入れていく。水を入れてかき混ぜることで、不純物が浮き上がり、よりきめ細かい土に仕上がる。
そして、つなぎとして村の土を陶石に混ぜていく。この作業を5〜6回は繰り返えす。
2週間が経過し、土の状態を見てみると、トロトロに混ざり合った状態に変わっていた。
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