2008年 11月 わらびの地下茎収穫
鴨小屋下の土手でワラビ堀りを行う。
中々うまく掘れず地下茎が切れてしまう中、明雄さんは4本の葉が地下で繋がった約4mの地下茎を収穫していた。4時間かけて収穫したわらびの地下茎は全部で2s。 |
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デンプンの抽出作業
わらびの地下茎を水洗いし、適当な大きさに切りすり鉢で潰す。
その後、水を加え手で揉んでデンプン成分を抽出し、フルイにかけて液体と地下茎のカスを分離させる。
樽のまま動かさずに放置すれば、比重の重いデンプンは軽いゴミと分離し底に溜まる。ここから3日間デンプンが水中で沈殿するのを待つ。 |
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水の入れ替え
3日後樽の中を見てみると、水面には皮のクズや油分が浮いていることが確認できた。さらに上水を慎重に捨てると、デンプンが沈殿しているのが確認できた。
そのデンプンを指で触ってみると、硬いけれど触ると溶けていくという不思議な触感だった。
しかし、底には不純物も混ざって沈んでおり、ここから再び水を加えてかき混ぜては沈殿を待って、不純物のみを捨てるという作業が続いた。2日おきに計4回繰り返し、軽い不純物は全く浮かない状態となった。 |
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乾燥
最後に微妙に残った不純物やゴミを目の細かいフルイにかけて取り除く。
2時間後、デンプンが再び沈殿したら水を捨て、和紙を敷いたザルにデンプンを落とし、陰干しで乾燥させる。
芯までじっくり乾燥させて、細かくすれば滑らかな餅の原料となる。
縁側の戸袋裏で春まで乾燥させることに。 |
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