湯たんぽの歴史 湯たんぽの歴史は古く、中国では唐の時代からあったという。中国では「湯婆」と書く。「婆」は妻を表し、妻の代わりに抱いて暖をとるという意味になる。日本には室町時代に伝わったとされ、江戸時代には庶民に広く普及した。最近のエコの意識の高まりと共に湯たんぽの人気が再燃している。特に、陶器製の湯たんぽは、プラスチックやゴム製のものに比べて保温性が高く人気がある。 |
本体の成形 まず粘土でつぼのような形を成形する。つぼの形が出来たら、徐々に口を狭めていき、完全に上部を閉じて蓋をする。 ロクロから切り離し、破裂しないように側面に穴を開ける。 さらに昔ながらの知恵として、表面に凹凸をつけて、直接触ってもやけどをしにくくする。 そして、湯口となる部分を取り付けて完成。この状態で1週間、乾燥させる。 |
焼き上げ 約900℃の温度の窯で24時間焼き続ける「素焼き」を行う。 素焼き後、釉薬につけ、再び約1200℃の窯に48時間入れ焼き上げる「本焼き」を行う。 |
完成 完成した湯たんぽに適温である70℃のお湯を入れる。 陶器製の湯たんぽは暖かさが持続するので、お湯を入れて一晩は温かさが持続する。 ふぶきも湯たんぽの暖かさに、寒い夜もぐっすり眠っていた。 |