麦わら帽子 麦わらで編まれた帽子。 断熱性・通気性に優れている。麦わらはカビにくく、中が空洞になっているので帽子の素材として最適。一方、同じワラの稲わらは内部が多孔質のスポンジのような構造になっているのでカビやすく腐りやすいので、帽子の素材としてはむいていない。 「ストローハット」と呼ばれることもあるが、ストローハットとはヤシの木などの天然繊維で編まれた帽子の総称になる。 |
【型作り】 帽子を作るには型が必要という事で、型を作る事になった。そこで一般的なサイズの帽子を作ろうと、僕の頭で型を取る事になった。 和紙とコンニャク糊で塗り固めていくのだが、全て頭の上で行われている為、何がどうなっているのか全く分からなかった。固まって取り外したとき、見事に型が出来上がっていたので、感心した。 |
【頭頂部】 1 1本の真田編みを丸めながら、重なり合った部分を縫う。 2 側頭部の円筒と組み合うまで縫っていく。 頭頂部は岡山県で見たものと同じ方法だけど、村の場合は頭頂部のみ。円周がまだ小さい最初の段階では丸めるのも、それを縫い込むのも難しかった。 一針一針確認しながらゆっくり縫っていった。円が徐々に大きくなるにつれて縫いやすくはなったが、やはり時間はかなりかかってしまった。 |
【ツバ】 1 側面部の下部を少し折り、そこに新たに真田編みを重ねて縫う。 2 好みのつばの長さまで縫う。 この部分を縫い合わせると、今まで筒のような物がやっと帽子になる。ここまで来ると足踏みミシンにも大分慣れ、そこまで時間もかからなかった。 |