チョン・ラクスンさん 52歳 日本名:三浦ラクスン 大韓民国出身。通称は楽ちゃん。 17年前に日本人男性との結婚を気に来日。小さい頃から母親に教わっていた本場韓国のキムチが評判になり、自宅で販売を始めた。キムチや冷麺以外に、楽さんが教えてくれる日本とは違う韓国の味や習慣などが興味深く、勉強になった。 |
2010年10月 3週間後、サラシの中の緑豆でんぷんは乾燥し粉状になり、緑豆でんぷん粉が完成。収穫し、保管していた蕎麦の実も石臼で摺り、麺の材料は揃った。 |
2010年11月 大根・白菜収穫 水キムチと冷麺の作り方を指南して頂くべく明雄さんの知り合いである韓国人のチョン・ラクスンさん、通称楽ちゃんを村に迎えた。楽さんに教わりつつキムチ用の壷・ハンアリに入る小ぶりの大根と芯が固めな白菜を選んで収穫し、水キムチづくりを開始した。 |
麺づくりの工程 練り→押し出し→茹でる→冷却 |
茹で 麺を押し出せたらすぐに熱湯に入れ、茹でる。グルテンがないので麺線を長く保てず少しでも時間が経ってしまうと細切れ状態になってしまう。 茹でる時間は一分間。これ以上茹でてしまうと、今度は水分量が多くなり伸びてしまう。 |
冷却 一分間茹でた麺はすぐに取り出し、冷水に浸ける。こうする事により、麺が固まり引き締まる。これでようやく冷麺の麺が完成した。 |
楽さんの弟さんが手作りで冷麺をつくると聞いて驚いたほど、冷麺を手作りするのは難しい。実際につくってみても本当に難しく、一回目は水の分量が少し多めだったのか、生地が緩くなってしまい失敗してしまった。粉の配分、水分量、素早さなどどれか一つでも欠けてしまったら弾力のある冷麺はつくれない。成功と失敗を繰り返しつつ成功の割合を上げるしかないが、成功した時の手作り冷麺は格別においしかった。 |