魚醤とは |
2010年11月 昨年、明雄さんと一緒に鮭漁に行き、頂いた鮭を新男米とともに食した。その時、頭も身もおいしく頂いたのだが、内臓だけは調理できず余してしまった。どうにか活用出来ないか、考えた結果、魚醤を作れないかということになり、僕が代表して勉強をすることになった。 |
鮭醤油工場訪問 北海道石狩市に鮭の内臓で魚醤油をつくる工場があるという事で、訪問させて頂く事になった。今回訪問させて頂いたのは、佐藤水産の魚醤工場。佐藤水産は、天然の鮭のみを扱い、余す事なく加工調理して販売している会社。以前は、鮭の内臓だけやむなく処理していたらしいが、内臓も活用すべく開発を始めた。その担当に任されたのが今回作り方を伝授してくれた魚醤工場・工場長の渡邊寿一さん。東京農業大学の教授とともに研究開発すること8年、ようやく鮭醤油を完成させ、販売にこぎ着けたそうだ。渡邊さんは、そんな鮭醤油の作り方を一から分かりやすく教えてくれた。僕は聞き逃さないよう「鮭醤油ノート」に事細かに書き記した。 |
村でも鮭醤油を作るべく、昨年鮭漁を行った漁港で内臓を確保してもらい譲って頂いた。その数、白子も含めた約20匹分の鮭の内臓。 鮭醤油づくりの工程は以下の通り 仕込み→発酵①→発酵②→絞り→熟成→低温熟成→完成 |