0 | 0 前半 0 | 1 | ||
0 後半 1 | ||||
0 合計 1 | ||||
得点 | リカルド・ロハス(後半34分) |
選手交代 | 7 | シュート | 18 | 選手交代 |
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18 | FK | 16 |
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4 | CK | 3 | ||
4 | 警告 | 0 | ||
0 | 退場 | 0 | ||
0 | オフサイド | 2 |
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クラブアメリカが準決勝進出 アジア王者の全北、健闘実らず5位決定戦へ
大会2日目は、会場を東京国立競技場へと移し北中米カリブ王者のクラブアメリカ(メキシコ)とアジア王者の全北(韓国)が対戦。同じ東アジアからの代表でもある全北の戦いにも注目したいところ。また、今日午後に来日したばかりのバルセロナ・ライカールト監督も視察に訪れていた。
序盤ゲームの主導権を握ったのは、全北。ブラジル人FWゼ・カルロを中心に果敢に攻め込むものの、クラブアメリカの若き守護神オチョアの好セーブに阻まれる。
次第に中盤でボール支配し始めたクラブアメリカは、元メキシコ代表ブランコ、元アルゼンチン代表のC・ロペスの ベテランコンビがゴールにせまる。前半23分には細かいパスワークを見せ、最後は右サイドのブランコからへのスルーパスに抜け出したC・ロペスがシュートを狙うが、ジャストミートせず。
直後の前半29分に、全北ベンチが早くも動く。
ゲームメーカーのMFボッティを投入。
このブラジル人MFが起点となり全北はゴール前でのチャンスが作れたものの、決定的とはならない。
クラブアメリカは、40分、再び中盤での細かいパスをつなぎ右サイドのブランコへ。
ブランコはまたも絶妙なスルーパスを出すが、受けたカバニャスのシュートは枠の外。
どちらに転んでもおかしくないゲーム展開も両チームともノーゴールで前半を折り返す。
後半に入ると、スタミナを誇る全北がペースを握る。8分、ゼ・カルロが倒されペナルティエリアーすぐ外、絶好のFKをゲット。これを蹴るのはキム・ヒョンボン。”韓国のリケルメ”と呼ばれるキムの右足。直接ゴールを狙ったが、クリアされる。17分には、右サイドのチョン・ジョンガンがドリブルでペナルティーエリア内に持ち込み中央のボッティへ!ボッティのシュートは、GKオチョアが左手一本ではじき返し、ゴールならず!
一方、クラブアメリカは18分。ブランコがあの伝説の技”カニバサミ”を見せるもボールを置きざり。
スタンドを沸かすが、流れを呼び戻すまではいかない。
立て続けに全北のブラジル人コンビ、ボッティとゼ・カルロにチャンスをゴールを脅かされる。
我慢の時間が続いたクラブアメリカだったが、後半34分に、その歓喜の瞬間は訪れた。右サイド、カバニャスからのグラウンダーのクロスをR・ロハスが倒れこみながら、体に当てた超泥臭いゴールで先制!
アジアチャンピオンズリーグを逆転に告ぐ逆転で勝ちあがり”逆転の名手”と呼ばれる全北だけに、ここから本領発揮と行きたいところだったがゴールは奪えず。
虎の子の1点を守りきったクラブアメリカが準決勝に進出。14日に横浜で欧州王者のバルセロナと対戦する。破れた全北は15日、岩本輝雄が所属するオセアニア代表オークランドシティとの5位決定戦に回った。
ゴールを決めたFWリカルド・ロハス
見た目は素晴らしいゴールではなかったがいいゴールだと思う。
ゲームはわれわれが支配していたし、いい形でゴールを決められてよかった。
バルセロナとは過去に2回戦っていて、1勝1分け。次も自分たちが勝つつもりだ。
ロナウジーニョ?チーム全体で止めたいね!
カニバサミ日本初披露! MFブランコ
失敗しちゃったね(笑)次もチャレンジするよ!勝ったことには、満足しているけれどあんなにたくさんあったゴールチャンスを決めきれないのは反省点。全北は、強かった。バルセロナは選手個人の力もチームワークもある手強いチームだから万全の体勢で臨みたい。
テナ監督(クラブアメリカ)
全北は秩序のあるチームで、動きの素早い選手が多かった。しかし、(守備の)ラインを下げたら、空中戦で不利になると思ったので、できるだけボールをキープして、ラインを下げないように気をつけた。
攻撃の面では、なかなかゴールチャンスやスペースを見つけられなかった。試合が進むにつれ修正し、ボールキープ、プレーの正確さも増したので、ゴールを決めることが出来た。
バルセロナとは親善試合で対戦しているが、今回はシリアスな試合。個人の技術に優れ、チームとしても最高のレベルにあると思う。
でも、我々に運があれば勝てるかもしれない。相手は世界一のチームであり、選手もチームも素晴らしいパーフェクトな存在。そんな相手に対して攻撃するには集中力が必要だ。ボールを奪うことすら難しいが、頑張りたい。
チェ・ガンヒ監督(全北)
予想はしていたが、クラブアメリカは素晴らしいチームで、選手のレベルも高かった。うちの選手はベストを尽くしてくれた。お互いにチャンスを作ったが、相手の方が内容が良かった。
良い選手がそろっていれば言うことはないが、やはり経験は必要である。うちは若い選手が多く、経験が少ない。
やはり序盤は、経験不足のため委縮してしまい、選手が本来の役割を果たせなかった。先制していれば全く違う内容になっていただろう。それを残念に思うが、ベストは尽くしたので悔いはない。選手達は多くのものを学ぶことができた。
世界との差はまだ大きい。
韓国サッカーはプロのリーグができてから、多くの成長が見られたがジュニアの育成組織ができていない。
メンタル面、トレーニング面でも、プロのクラブに入ってから、新たに教育しなければならない。
こうした問題を少しずつ改善していけば、さらなる発展が望めるだろう。