TOYOTAプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップジャパン2007

試合速報


Match2 準々決勝
東京・国立競技場 12月9日(日) 14:45 キックオフ
エトワール・サヘル 1 0 前半 0
1 後半 0
1 合計 0
0 パチューカ
ナリー(後半39分)
得点

戦評    写真

選手交代
28 ベンディファラー→14 サッコ(後半43分)
10 シュート 8
16 FK 22
3 CK 7
2 警告 2
0 退場 0
2 オフサイド 2
選手交代
16 ヘラルド・ロドリゲス→10 チティーバ(後半41分)
8 カバジェロ→18 レイ(後半45分)

Pos No 選手名
GK 1 マトルティ
DF 2 ゲザル
4 ファルヒ
6 ベジャウイ
13 フレジ
MF 10 ガルビ
19 ナフハ
24 ナリー
25 オグンビイ
FW 9 シェルミティ
28 ベンディファラー
控え選手
GK 16 タベト
27 ジャウアチ
DF 5 ジャマル
15 ヘミリ
21 ベン・モハメド
MF 14 サッコ
18 トラウイ
20 メリティ
26 ベン・ナスル
FW 3 サダト
7 シウバ・アウベス
監督   マルシャン
 
Pos No 選手名
GK 1 カレロ
DF 2 ロペス
3 マンスール
14 マルビン・カブレラ
16 ヘラルド・ロドリゲス
21 ピント
MF 6 コレア
8 カバジェロ
FW 7 アルバレス
11 カチョ
19 ヒメネス
控え選手
GK 12 ブランコ
20 エルナンデス
30 コタ
DF 4 イワン・ペレス
13 サラザール
22 パウル・アギラル
MF 10 チティーバ
24 モネ・マルティネス
28 モンテス
9 マルケス
FW 17 エディ・ブランビラ
18 レイ
監督   メサ


戦評

TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップジャパン2007の第2戦
晴天に恵まれた国立競技場には、34,934人の観客がつめかけた。
また、日本代表監督に就任したばかりの岡田武史監督、五輪代表の反町康治監督も
視察に訪れていた。

アフリカ代表のエトワール・サヘル(チュニジア)対北中米カリブ代表のパチューカ(メキシコ)
“チュニジアの新星”19歳FWのシェルミティはスタメン出場、一方パチューカは、これが左肩手術後、
初の公式戦となるGKカレロをスタメン起用、ベストメンバーを揃えた。

 

午後2時45分、エトワール・サヘルのキックオフで試合開始。
立ち上がりから、両チームとも前線までボールを運ぶことが出来ず、決定的なシーンには
結びつかない。攻撃の形が見え始めたのは10分過ぎ。

前半11分、エトワール・サヘル。パチューカDFのクリアボールがMFナフカに渡り、
ワントラップしてミドルシュート!しかしゴール左。

14分、今度はパチューカ。左サイドをFWアルバレスがドリブルで抜け出すが、ゴール前への
クロスは、エトワール・サヘルDFがカットし、CKに。

15分、その左CKから、ニアに入れたボールはクロスバーを直撃!
はね返りをファーで待ち構えていたMFカバジェロがヘディング。
これはエトワール・サヘルのGKマトルティが好セーブ。

22分には、パチューカの特徴でもある中盤での細かいパスワークを披露。
FWヒメネスのクロスは右へ流れてしまったが、DFマルビン・カブレラがゴール前に
早いクロス!これはDFにクリアされる。

25分、再びFWヒメネスから好機が生まれる。最終ラインの裏へとスルーパスを出し、
走り込んできたカブレラがシュート!しかし、GKマトルティがセーブ。

反撃に転じたいエトワール・サヘルはその直後、2トップの一角ベンディファラーが
ロングシュート!これは枠の外。

前半の決定的なチャンスは27分、パチューカに訪れる。
やや遠めの位置からのFK。裏へ送ったボールは、抜け出したDFロペスにどんぴしゃ!
ヘディングシュートは、ゴール左へ外れる。判定も、ロペスがオフサイドの位置。

さらに29分、パチューカのチャンス。左サイドで細かくパスをつなぎ、FWカチョから
FWアルバレスへ!倒され、判定はFKに。これをFWヒメネスが右足で直接狙うが、枠の外。
この後も、立て続けに攻め込むが、ゴールには結びつかない。


我慢の時間が続いたエトワール・サヘル、カウンターからチャンスを作る。
37分、スローインからFWベンディファラーがオーバーヘッドでゴール前に送る。
これをFWシェルミティが胸で落とすと、MFナフカがシュート!枠をとらえられることは出来ない。

40分、エトワール・サヘルの若きエース、シェルミティが右サイドのスペースへ抜け出し、
切れのあるフェイントをかけながら中央へ切り込んで左足のシュート!
初シュートはGKにキャッチされる。前半は0−0のままで折り返す。


後半立ち上がり、攻守の切り替えが早い展開となる。
4分、MFオグンビイのパスを中央で受けたFWベンディファラーが切り返しミドルシュート!
GKカレロが横っ飛びでセーブ。

一方、パチューカは6分。カウンターからFWアルバレスがドリブル。
FWヒメネスとのワンツーでペナルティーエリアへ。DFに倒されたかに見えたが、主審は
FWアルバレスのシミュレーションという判定。

8分には、エトワール・サヘル。DFベジャウイがワンツーで左サイドへ抜け出してハイボールを
送り込む。FWシェルミティが待ち構えていたが、GKカレロが飛び出しキャッチ。
13分、MFオグンビイがFWベンディファラーをくさびに使って、ミドルシュート!
これもGKカレロが正面でキャッチする。


16分、パチューカ、FWカバジェロのシュートはDFがクリア。

19分、エトワール・サヘル、FWベンディファラーがダイレクトのボレー!

21分、パチューカ、ヒメネスが左のヘラルド・ロドリゲスへつなぎ、中央のFWカチョへクロス。
シュートを狙うが、DFがブロック。
続く22分には、ゴールまで30メートル、左45度という絶好の位置でFKのチャンス。
FWヒメネスが直接狙った強烈なシュートは、GKマトルティがセーブする。

そして迎えた29分。パチューカは、またもゴールまで約30メートル、左45度の位置でFKをゲット。
キッカーはFWヒメネス!
強烈なシュートを放ち、GKマトルティがこぼしたボールをDFマンスール!!
ゴールに押し込み、パチューカ先制かと思われたが、DFマンスールはオフサイドの判定。


36分、再びパチューカのビッグチャンス。左サイド遠め位置からのFK。
FWヒメネスは直接狙うが、GKマトルティがはじきCKへ。その左CKを、キッカーのヒメネスが
ファーサイドへ。DFがクリアしまたもCKに。
今度は、ニアへの速いボールをいれ、飛び込んできたDFマンスールがへディングシュート!
これはサイドネット。決定的なチャンスを決めきれない。


そしてついにゲームが動く。
40分、MFオグンビイが右サイドへ。距離はあったがMFナリーが右足でシュート。
これが、DFにわずかに当たりコースが変わったボールは、守護神カレロの手をかすめるように、
ゴールへ。エトワール・サヘルが先制する。


残り時間はわずか5分。慌てたパチューカは、その直後にFWチティーバをピッチへ。
さらにコロンビア人FWレイも投入して、ゴールを狙いに行くが、時すでに遅し。

たった1回のチャンスをゴールへ結びつけた、エトワール・サヘルが1−0で勝利。
ホイッスルの後は、まるで優勝したかのような騒ぎで、サポーターと喜びを分かち合っていた。
エトワール・サヘルは、12日に南米代表ボカ・ジュニアーズと対戦する。

 


◆エトワール・サヘル 試合後マルシャン監督会見
◆パチューカ 試合後メサ監督会見

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