TOYOTAプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップジャパン2007

大陸予選情報

ボカ・ジュニアーズ/南米代表



2007.12.08 ボカ・ジュニアーズ 初練習&来日記者会見

昨日来日した南米代表ボカ・ジュニアーズが8日、東京都内で初練習を行いました。
ミニゲームなどを中心に、終始わきあいあいとしたムードで軽めの調整。
その後には、来日記者会見を開き、ルイス・ブシオ団長、ルッソ監督、
FWパレルモ、FWパラシオ、DFバタグリアが出席しました。

ボカ・ジュニアーズは、明日行われるエトワール・サヘルとパチューカ(メキシコ)の
勝者と12日に国立競技場で対戦します。

ブシオ団長
今回、我々ボカ・ジュニアーズの面々はわくわくした気持ちで
日本にやって来た。日本についてもっと知りたいと思っているし、
日本を訪問できること自体よろこばしいこと。このような著名な
大会に参加できることは、名誉であり誇りでもある。
今回で4度目の来日になるが、この大会に参加できることは
大きな喜びである。ぜひトロフィーを、わが祖国アルゼンチンに
持って帰りたい。

Q.チームのコンディションは?そして、大会への抱負は?

ルッソ監督
我々はトーナメントが始まることを待ち遠しく思っている。
今回は、世界のすべての大陸のチャンピオンが出場する大会。
そこに参加できることはうれしいことだし、ボカ・ジュニアーズの
歴史がまたここから続いていくのだと思う。
全力を尽くしたい。



Q.パレルモに、2000年に見せてくれたようなゴールを期待してもいいか?
  ※2000年、トヨタカップで2ゴールをあげ、レアル・マドリードを下し優勝。
  MVPに輝いた。

FW パレルモ
ゴールは、今の段階では「できれば」という答えをしたい。
レアル・マドリード戦で決めたゴールは、一生忘れられない特別な
瞬間だった。あのゴールは、サッカー選手人生で、本当に自分を
幸せにしてくれた格別なもの。今回もそうした特別な瞬間、
思い出ができればいいと思っている。アルゼンチンを代表して
大会に出場することを名誉だと思っているし、ボカの一員として
参加できることも非常に名誉なことだ。ぜひ勝って、
自分たちの国にクラブワールドカップを持ち帰りたい。

Q.バタグリアに聞くが、2003年にACミランと対戦したときと同じようなこと
  (優勝)をするつもりか?

MF バタグリア
あの時と同じようなことができればいいと思っている。しかし、
今回と前回では大会運営方式が変わり、ACミランと対戦する
前に、ほかの国のチームに勝つ必要がある。
まずは目の前に迫った試合に専念したい。それに勝てれば、
またACミランと試合をすることができるのだから。
最大の目標は決勝に進むことだが、
その前の1試合を勝つことに集中したい。

Q.パラシオの現在のコンディションと大会への抱負は?

FW パラシオ
今回の目標は、とにかくチャンピオンになって国に帰ること。
チャンピオンになることを目指して、
ここまでいろいろな準備をしてきた。
その成果を発揮し、みんなでハッピーな気持ちで
アルゼンチンに帰りたいと思う。



Q.リケルメ選手はいつ来日して、いつ応援するのか

ブシオ団長
リケルメはボカにとって要となる選手だが、今回は残念ながら出場することができない。
書類の手続きが間に合わなかった。メンバーズリストを絞り込む時点までに、リケルメの移籍が
間に合わなかったのだ。ただ、リケルメはいなくても、うちには素晴らしい選手が他にも大勢いる。
アルゼンチンの名に恥じない試合を見せたい。アルゼンチンへ帰国次第、リケルメは国内の試合に
参加する予定だ。彼は次の火曜日には来日する。選手としては出られないが、
ボカの一ファンとして、試合を見守ってくれるはずだ。

Q.リベルタドーレスカップを勝てたのはリケルメの力による。
  リケルメがいないことで、戦術面などの影響は?

ルッソ監督
確かにリケルメはボカの一員として、リベルタドーレスカップで素晴らしい活躍をしていた。
あの時は、ボカに期限付き移籍で来ていたわけだが。
今回のボカの躍進はリケルメだけでなく、ほかにも素晴らしい選手たちがたくさんいて、
チームとして機能したから。1人の選手が良かったわけではなく、
チーム全体として良かったのだと思う。

リケルメがボカから去った後、戦術的に変わった部分もあるし、変えなくて済んだ部分もある。
1つ言えるのは、リケルメは本当に素晴らしい選手で、彼の代役を見つけるのは
簡単ではないということ。もちろん、ほかの選手も実力がある選手ばかりなので、
国内のさまざまな試合でいい結果を出していた。日本に来ることができたのも、
自分たちのベストの力を出せたから。リケルメは参加しないが、
素晴らしい試合を皆さんにお見せできると思う。

FW パレルモ
リケルメが参加できないのは非常に残念で、とても心を痛めている。
彼がいかに高いテクニックを持った選手かみんな知っているし、昔からの仲間でもある。
彼が以前ボカにいた時には、責任感あふれるプレーでチームに貢献し、
プレッシャーにも強かった。彼の穴を埋めるようにロドリゴ(パラシオ)と話し合って、
ピッチで表現していきたいと思う。リケルメがいないのは本当に残念だが、
今いるメンバーで勝ち進むしかない。

Q.パチューカの関係者から、ヒメネスがヨーロッパへの移籍には
  興味がないような話が出てきた。ボカが獲得を検討する余地はあるのか?

ルッソ監督
これはくだらない質問だと思う。この場にふさわしくないし、パチューカの関係者が本当に
そう発言をしたのかも分からない。答えるのは差し控えたい。
自分が言えるのは、このボカの選手たちとともに試合に臨みたい、それだけだ。
ヒメネスは非常に素晴らしい選手であることは知っているが、
その質問に答えるのにふさわしい場所ではない。

Q.ACミランには攻撃的な選手がたくさんいて、カカという素晴らしい選手もいる。
  彼らに対して、どのようなディフェンスをしようと考えているのか?

MF バタグリア
彼らが手強いプレーヤーだというのは知っている。過去にも対戦したことがあるし、
本当にビッグプレーヤーだと思う。しかし、ボカにもディフェンスで素晴らしい選手がいる。
絶対にACミランの好きなようにはさせないし、止めたいと思っている。ほかのチームだが、
彼らと似たようなタイプと対戦したことがあるし、以前、ACミランに戦ったこともある
(2003年トヨタカップ)彼らが攻めてきても、もう一度同じことをするだけ。
ただ止めるだけだ。

ルッソ監督
とにかく今は、パチューカに勝つことだけを考えている。もちろんACミランもボカも
尊重しているがとにかく最初の一歩の結果がすべて。まず、パチューカとエトワール・サヘルの
勝者に勝たなければ上には進めない。ACミランもわれわれと戦う前に1試合ある。
ACミランと対戦したいと思っているが、目の前の試合を一つ一つ大事にしていきたいと思う。

Q.パレルモは、最近3試合は調子が良くなかったようだが、
  この大会ではどのようなプレーを見せたい?

FW パレルモ
確かに自分は10日間、試合に出ていない。リーグ戦が終わってから6日ぐらいしか
経っていないと思う。リーグ戦で調子が良くなかったというのは忘れたいと思っている。
今考えているのは、とにかく水曜日の試合のことだけ。練習で自分のリズムを取り戻して、
試合に臨みたい。頭の中はすでに切り替えて、、リーグ戦のことは忘れて、モチベーションが
高い状態で日本に来ている。全員の持てる力を結集して、勝ち進みたい。フィジカルな面でも、
自分自身に対する信頼感、それから個人のキャリアにおけるこの大会の意義、
全員がそうしたものを胸に秘めながら試合を戦うと思う。

Q.対戦するであろうパチューカ、もエトワール・サヘルの分析は?
  特徴をどのようにとらえているのか?

ルッソ監督
パチューカもエトワール・サヘルもいろんな材料を元に研究をしている。
どちらも素晴らしい選手が多く、尊敬に値するチームだと思う。選手に関しては、
中盤から上つまり前線に注意をしなければならないと思っている。自分たちとしては、
いかに守り、いかにボールを止めるかを考えている。
また反対に、自分たちも攻め込んでいきたいと思っている。

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