川口春奈・松村北斗・板谷由夏も舌鼓!伝説の家政婦・志麻さん 冬料理13品披露
1月10日(金)放送の『沸騰ワード10』では、伝説の家政婦・志麻さんが冬の旬食材を使った絶品料理の数々を調理。今回の依頼者は川口春奈、SixTONES・松村北斗、板谷由夏。志麻さんは今回も初見の食材で、3時間で全13品を披露!
「湯豆腐の明太子バター」
最初はスピード前菜「湯豆腐の明太子バター」。冬向けの温かい前菜だ。
作り方は簡単。まずは、しょうゆに片栗粉を入れて600Wのレンジで20〜30秒加熱しとろみをつける。続いて別途豆腐もレンジで2分温め、水分を拭き取る。
ほぐした明太子をバターと合わせ、明太子バターに。豆腐に大葉をのせ、スプーンで形を整えた明太子バターをのせ、とろみじょうゆをかけて完成。
「超クリーミー」「“洋”な味がします」と川口。「明太バターが溶け出してきて一気に味が変わる」「人生最速の味変」(松村)、「普通のおしょうゆなのに、とろみがちょっとつくだけでフレンチのソースみたいに感じる」(板谷)と一同絶賛。
「ジェノベーゼ風 モロヘイヤパスタ」
続いては「ジェノベーゼ風 モロヘイヤパスタ」。
おひたしやスープに使うことが一般的なモロヘイヤをパスタのソースに。まずは、パスタを茹でている間にモロヘイヤを10秒湯通し。
そこにコクを出すためのすりゴマを加える。「ボディーをつけるため、厚みを出すために」と志麻さん。さらに、みじん切りしたニンニクと大量の粉チーズも投入。
これにオリーブオイルとパスタの茹で汁を加え、ミキサーでペースト状に。パスタと混ぜ合わせて、粉チーズとコショウをかければ完成。
松村は「こんなパスタ食べたことない」「モロヘイヤの香りと粘りが生かされてて」と感激。板谷も「ゴマきいてる!バジルのジェノベーゼよりあっさりしてる」と語った。
「タイ風 鶏ハンバーグ」
3品目は「タイ風 鶏ハンバーグ」。辛味・酸味・甘味が同時に口の中に。食感が楽しいふわふわハンバーグだ。
レンコン、厚揚げ、シイタケを角切りにし、塩コショウで味付けした鶏ひき肉と豆腐、卵と混ぜ合わせる。
それらをすべてフライパンに移し、巨大なハンバーグ状に焼き上げる。音がしてきたら少し火を落として中火くらいにし、ひっくり返して反対側も焼いていく。
ソースは、プリックナンプラーというタイのソースをイメージ。パクチーと青とうがらしを細かく刻み、赤とうがらしとニンニクを合わせる。
水、ナンプラー、片栗粉でとろみをつけた液体にレモン汁を加えて、先ほどの具材を混ぜ、最後に砂糖で甘みを加えたらソースの完成。志麻さんいわく、「酸味はやっぱり火にかけちゃうと飛んじゃうので、火を止めた後に入れます」とのこと。
焼き上がった巨大ハンバーグにソースを回しかけ、生のセロリと赤タマネギ、パクチーをのせて完成。松村は「レンコンの食感が良く、厚揚げのパートに入るとハンバーグと違ったジューシーさがある」「レモンの酸味ととうがらしの辛さがあるから余韻がすごい」と絶賛。
「タラのピルピル」
バスク地方の料理「タラのピルピル」。とろみのついたソースが決め手、冬魚タラを使った一品だ。
まずは、たっぷりのオリーブオイルでスライスニンニクとタカノツメを加熱し、香りを移したら取り出す。
そこにタラを入れ、10分ほど弱火で火を通す。ちなみに、ピルピルとはパチパチという音の擬音語からきているそう。タラから出た汁はソースに。ゼラチン質をいかして乳化させたソースを作る。
小松菜の上にタラを並べ、ソースをかけ、フライドニンニクを散らして完成。「魚を噛んだらすごくうまみが出てくる」(松村)、「すごくシンプルだけど、この油がすごくおいしい」(川口)とこちらも好評。
「スパイスカリフラワー」
次に登場したのは、オーブンで丸ごと焼く豪快な「スパイスカリフラワー」。
丸ごとのカリフラワーにオリーブオイルと多めの塩コショウをかけ、クミン、コリアンダー、カレー粉、チリパウダーをまぶす。
焦げやすいため、もう一度オリーブオイルをかけ、200℃のオーブンで30分焼く。
付け合わせのソースは、刻んだパクチーに塩とオリーブオイル、レモン、そして水切りヨーグルトにすり下ろしニンニクを合わせて作る。
「カレー粉も入っているので、タンドリーチキンみたいな味になると思う」と志麻さん。そのお味は…?「確かにタンドリーチキン食べてるみたい」(板谷)、「一人で一株いけると思います」(松村)、「すっごくおいしい。これお野菜だから罪悪感もなくていいね」(板谷)と、箸が止まらない“無限カリフラワー”となった。
「チンゲン菜グラタン」
続いては、「チンゲン菜グラタン」。
グラタンに欠かせないのがベシャメルソース。家庭で作るとダマになったり味が重たくなったりと何かと難しいソースだが、志麻さん流のおいしくキレイに作るポイントは3つ。
最初のポイントについて「最初の時点でしっかり小麦粉に火を通してあげて、火をしっかり入れるとそれがバラけるのでダマが少なくなります」とのこと。小麦粉にしっかり火を通し、バターと混ぜる。
次に、牛乳は少しずつ入れず、2分の1から3分の1の量を一気に加えるのがポイント。
三つ目、最も大事なポイントは、ベシャメルソースには味を付けず、逆に具材の方にしっかり味をつけること。メリハリができ、グラタンでも重たくならないという。
そしてコンソメで煮たチンゲン菜をハムで包み、ベシャメルソースとたっぷりのチーズをかけて250℃のオーブンで15分焼く。
板谷は、「味付け全然しなくていい。中にしっかり味がついてる」と驚いた。
「白子レタス」
ピリ辛の中華ソースでレタスと一緒に食べる冬の味覚「白子レタス」。
レタスを一瞬湯通しし、その湯で白子も茹でる。
ネギ、パクチー、ニンニク、ショウガを細かく刻み、豆板醤、しょうゆ、ゴマ油、酢、砂糖を加えたソースをかけて完成。
「白子が一瞬で溶けて、レタスを白子のソースで食べているくらいの気持ち。このソースの辛めの甘酸っぱい後味が、薬味のおかげでねっとりした感じがなく、さっぱり」と松村が的確に食リポ。
「マグロのたたき ポン酢オリーブオイル」
続いては、「マグロのたたき ポン酢オリーブオイル」。
刺身用のマグロに塩コショウをし、オリーブオイルで全面を焼く。中は生の状態にしておくのがポイント。
大根おろしにカツオ節を加え、ポン酢とオリーブオイルで味付け。切って並べたマグロに、ソース、細切り大根とカイワレを添えて完成。「さっぱりしてる。今欲しかった味」(川口)と、絶妙なタイミングでの一品。
「ヤイラチョルバス(ヨーグルトとお米のスープ)」
続いては、冬にぴったりなトルコの家庭料理「ヤイラチョルバス」。
コンソメを入れた水で5分お米を煮て、一方、卵と小麦粉、ヨーグルトを混ぜ合わせた液体を作る。そこへ、煮たご飯を入れ、火にかけてとろみをつける。
仕上げに、熱したオリーブオイルでミントの香りを出し、スープにかけ、コショウとレモンを加えれば完成。
レモンとヨーグルトの酸味がお米に不思議とマッチ!チーズリゾットのような味わいに。「ヨーグルトって気づかないです」(松村)、「酸味の効いたおいしいお粥さんみたいな感じ」(板谷)と、意外な味わいに驚きの声が上がった。
「牛肉とキノコのパイ包み」
見た目のインパクトが強烈な「牛肉とキノコのパイ包み」。極厚のステーキ肉に焼き色をつけ、パイシートで包み込んだ豪快な一品だ。
まずは、シメジ、シイタケ、マイタケ、マッシュルームの4種のきのこをミキサーにかけ、塩を少々加えて水分を飛ばしながら炒める。これは「デュクセル」という調味料として使用するという。
ステーキ肉は表面に焼き色をつけ、パイシートの上にニンニクでいためたほうれん草、デュクセル、肉をのせ、さらにデュクセル、ほうれん草を重ねる。
全体をパイで包み、キレイな焼き色をつけるため卵黄を塗って230℃のオーブンで30分焼く。
焼き上がったパイを縦に切ったら完成。「お肉もすごい柔らかく焼かれてるし、キノコ、いい仕事してるわ」(板谷)と舌鼓。
「から揚げ サルサソース&豆腐みそソース」
松村リクエストのから揚げは、「から揚げ サルサソース&豆腐みそソース」に。
鶏もも肉は、酒、塩、コショウを加えて50分漬け込んでおく。
下味のニンニクは少しだけ。「衣がついてるので、ニンニクの香りがむれちゃうんです。ニンニクとかショウガが多いとむれて臭さだけが残っちゃうので、ニンニクも本当にちょっとだけにします」と志麻さん。しょうゆは香り付けのためだけに使用するそう。サクサク食感を出すため、衣は小麦粉と片栗粉を1:1の割合で。
さらに「皮をしっかり焼いた方がから揚げはおいしいので、粉をちょっと多めにつけてギュッと丸めてあげる」とのコツも伝授。
最後は高温で一気に色をつける。こうすることで皮がパリッとし、油もよく切れて脂っこくならないという。
これに2種のソースを添える。1つはトマト、赤タマネギ、青とうがらし、パクチー、ピーマンなど香りの強い野菜をみじん切りにし、塩コショウとレモン汁で酸味を効かせたサルサソース。もう1つは、水分を抜いた豆腐にゆず果汁と味噌を合わせた和風ソース。「今まで食べたから揚げの中で一番おいしい」(川口)という感想が!
「もずくトマト鍋」
川口リクエストのアレンジ鍋は、「もずくトマト鍋」に。
昆布ダシと鶏ガラスープでダシを取り、丸ごとトマトを投入。野菜に火が通ったら豚肉を投入し、しょうゆと酢と砂糖を混ぜた三杯酢風の調味料を加える。
最後の仕上げに、なんともずく4パックを投入。
「鍋って飽きちゃうので、飽きないで食べられるように」と志麻さん。ネギをたっぷり盛れば完成。ちなみに、ご飯を入れてもずくを足せば、シメも絶品に。
「パブロバ」
デザートは、「パブロバ」をアレンジしたイチゴのサクサクスイーツ。
生クリームを泡立て、冷蔵庫で冷やしていた手作りカスタードと合わせ「ソースディプロマット」を作る。普通のカスタードソースよりも軽い食感になるという。
卵白を泡立て焼き上げたサクサクのメレンゲを土台に、イチゴとソースディプロマットを合わせて完成。
「このカスタード軽い!」(板谷)、「カスタードとも生クリームとも思えない!」(松村)と、最後のデザートまで驚きの声があがった。