佐那(戸田恵梨香)の申し出を快諾した宇海(岩田剛典)は、人気ホテルの副支配人の座を捨て、崖っぷちホテル『グランデ・インヴルサ』で働くことに。
早速社員全員を集合させてのミーティングを行った宇海が最初に言い渡したのは、なんと社員の人事について。時貞(渡辺いっけい)に代わり自分が副支配人に就くことを宣言したかと思えば、江口(中村倫也)の代わりに若く経験のないパティシエのハル(浜辺美波)を総料理長に任命!さらに、数日間ホテルを閉めて古い設備を改修することをなんの悪気もなしに言い放つ。戸惑う一同を置いてけぼりに、宇海は『ホテルの財産』ことこれまでインヴルサを訪れた顧客名簿全てに目を通すよう従業員たちに命じる…!!
ざわつくホテル内。が、そんなことを気にもしない空気の読めないパティシエ改め総料理長のハルが、顧客名簿からかつて「幻のケーキ」と呼ばれていた人気メニューを見つけ出す。このケーキを作ってみたいと意気込むハルを見て、宇海は改修後の最初のイベントに「ケーキフェア」を行うことを提案。なぜ「ケーキフェア」という普通極まるイベントを行うのかと不思議に思う一同。面子の潰された江口や、ますます足並みの揃わなくなる従業員たちに気を揉む佐那だが、その裏で時貞、枝川(りょう)、丹沢(鈴木浩介)はイベントの失敗を企んでいて…。
はじまった大改革の第一歩。クセ者従業員たちの様々な思惑が渦巻く中、宇海だけは一人いつものように楽しそうな表情を浮かべる。小さな小さなイベントはやがて、このホテルに必要な大きな何かを生み出すとは今はまだ誰も知らずに……。破産寸前の「崖っぷちホテル!」最初に宇海が仕掛ける大逆転とは!?