ストーリー
03月20日配信 「探偵、青の時代」 another story1
2004年春、英都大学キャンパス。推理小説家志望の大学生・アリス(窪田正孝)は、教室で小説を執筆していた。そんな彼のそばに来て、書き上げた原稿用紙を手に取って読み始める学生がいた。彼は、同級生の火村(斎藤工)。アリスは彼に「小説の続きが気になる」と言われ、うれしくなる。火村は、小説を読ませてもらったお礼にカレーをおごると言い、アリスを学食へ誘う。カレーを食べながら、自己紹介をして語り合う火村とアリス。初対面にもかかわらず、二人はすっかり意気投合する。これが、火村とアリスの出会いだった。
それから数日後、アリスは、同級生の片平(島丈明)の家を訪ねる。この日は奈保(小島藤子)をはじめとした数人の同級生が集まることになっていて、アリスは火村にも声を掛けていた。火村が来ると聞いた奈保たちは、興味しんしん。彼らにとって火村は孤高の存在で、話したこともないという。火村の噂話で盛り上がる中、大友(白洲迅)と岡崎(関口アナム)が遅れてやってくる。しかし、二人は浮かない顔。車で来た二人は、あるトラブルに遭ったという。事情を聞いた一同は、これから来る火村にはその話を黙っておくことに。そこへ火村が現れ…。
原作:探偵、青の時代(「菩提樹荘の殺人(文春文庫)」収録)
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