ストーリー
04月03日配信 「切り裂きジャックを待ちながら」後編 another story1
八十田(マキタスポーツ)と鍋島(生瀬勝久)が熱狂的に支持する地下アイドルグループ「貴方に首すじ噛まれ隊」のライブを観に行った火村(斎藤工)とアリス(窪田正孝)。ライブが始まりステージ上に現れたのは、棺に入った「貴方に首すじ噛まれ隊」のセンター・摩利(鈴木友菜)の血まみれの遺体だった。
鍋島ら京都府警が殺人事件として捜査を開始し、火村とアリスも協力することに。二人は、八十田と鍋島をはじめ摩利を応援していたファンのためにも犯人を見つけ出すと決意する。
摩利の死因は絞殺で、遺体は殺された数時間後にナイフで傷を付けられていた。マネージャーの谷邑(浅利陽介)によると、摩利とは事件の3日前から連絡が取れなくなっていて、ライブ開演の2時間前に、謎のDVDが劇場に届いていた。そのDVDには「身代金を用意してくれないと殺される」と摩利自身が訴える姿を撮影した動画が入っていた。しかし、摩利は嘘をついてライブを欠席する癖があり、プロデューサーの鳴海(霧島れいか)が今回も彼女のいたずらだと判断して警察に連絡しなかったのだという。
火村は、犯人の動機は身代金目的ではないと断定。かといって注目を浴びたいための劇場型犯行ならば、脅迫動画を送り付ける必要がない。DVDが送られた目的は何なのか、火村は疑問を抱く。
火村たちは、グループのメンバー・菜々子(水谷果穂)、梢(奥仲麻琴)、れい(加藤里保菜)から事情聴取をする。彼女たちの話から、摩利とメンバーの間にはそれぞれ複雑な感情があったことが分かる。捜査が進むにつれて、地道にひたむきにアイドルを目指す少女たちの、裏の顔が明らかになっていき…。
原作:切り裂きジャックを待ちながら(「ペルシャ猫の謎(講談社)」収録)
image