季節の食材 知ってるつもりナンデス!

2011.11.10
新コーナー 季節の食材 知ってるつもりナンデス!今回のテーマは大根!大根の歴史をおいしい大根料理法をご紹介します。虻ちゃんと今回のゲスト野菜ソムリエのKAORUさんが一緒に大根巡りをします。
 
「練馬区立石神井公園ふるさと文化館」
東京都練馬区石神井町5-12-16 03-3996-4060 
 
「エン座」
東京都練馬区石神井町5-12-16  石神井公園ふるさと文化館内
03-3995-1577
※営業中のお電話はなるべくお控え下さい
営業時間 午前11時~午後3時30分まで
定休日 月曜日 第一火曜日
 
スタジオにおいてKAORUさんオススメ料理のレシピ
 
「葉っぱと桜えびのかき揚げ」
[材料]大根の葉、桜えび、天ぷら粉、冷水、揚げ油、天つゆ、大根おろし
[作り方]刻んだ葉、桜えびに天ぷら粉、冷水を加えてからめ、油で揚げる。
効能→
大根の葉には根には含まれないカロテンがたっぷり含まれる。カロテンは抗酸化作用が強く、老化防止や美肌に役立つ。
また油と調理することでカロテンの吸収率がアップするので、かき揚げや炒め物は最適な調理法。
カロテンのほかに、葉にはビタミンC、鉄分、カルシウムも豊富。特にカルシウムが豊富な桜えびやじゃことあわせることで、
骨粗鬆症予防やイライラの解消などにも相乗効果が期待できる。
またかき揚げに添える大根おろしは、消化酵素が豊富で、胃もたれや消化不良を防いでくれる。消化酵素やビタミンCは加熱すると損失してしまうので、生食すると効果的に働く。
 
大根の根の部分を使ったレシピ
「大根のカルボナーラ風」
[材料]大根、ベーコン、にんにく、オリーブ油、卵黄、生クリーム、パルメザンチーズ、塩、粗挽き黒胡椒、パセリ
[作り方]大根をピーラー(皮むき器)を使ってパスタ状にする。ベーコン、にんにくをオリーブ油で炒め、大根を加えて炒め合わせる。ソース(卵黄、生クリーム、チーズを混ぜたもの)を入れてからめ、塩、胡椒で味付け。盛り付けてパセリをちらす。
 
☆効能→加熱することでカサが減り、淡白な大根でもたくさん食べることができる。
食物繊維も効率よく摂取できる。また大根の辛みは温めるとやわらぎ、甘みが引き出されるため、お子様にもおすすめ。
生食すると水分が多く体を冷やしてしまう大根だが、このレシピは火を通すため、冷え性の女性にはうれしいレシピ。
にんにくも体温アップや代謝促進に効果的である。
 
「干し大根の簡単サラダ」(梅ハニーあえ②明太子あえ)
[材料]
梅ハニーあえ→干し大根、オリーブ油、梅干、はちみつ、大葉
明太子あえ→干し大根、オリーブ油、明太子、塩、大葉
[作り方]大根は皮付きのままいちょう切りにし、一日ほど天日で干す。
 
梅ハニーあえはオリーブ油、梅肉、はちみつを混ぜ合わせ、大根をあえる。
 
明太子あえはオリーブ油、明太子、塩(明太子の塩分が足りない場合のみ)を混ぜ合わせ、干し大根をあえる。どちらも盛り付けて刻んだ大葉をちらす。
 
☆効能
 大根を干すことで、うまみや甘みが凝縮し、独特の弾力ある歯ごたえが生まれる。生の状態よりもカルシウムがアップし、食物繊維も効率的に摂取できる。水分が飛ぶので、サラダや和え物にしても水っぽくならず、お弁当に入れたり、作り置きしても味が変わらず便利。ポリポリとした食感で満足感が得られるので、ダイエットや食べ過ぎ防止の味方にもなる。
 干し大根は漬け物やピクルス、炒め物、揚げ物にも最適。水分が出ないので油はねしにくかったり、調味料も少なくて済むなど利点が多い。干し大根を油で揚げ、塩、胡椒をふり、お酒のおつまみにしても◎。