正月太りを防ぐンデス!

2011.12.27
今年も残すところ4日。
お正月といえば、お節に雑煮に・・・おいしい料理の数々。
休み明けに気になるのが「正月太り」。
そこで、正月太りを防ぐ方法を大特集!!
 
≪先生≫
野菜ソムリエ・管理栄養士 岸村康代先生
 
★問題1★
『おせち料理の中で、一番カロリーが高いものは数の子2切れか煮しめ1人前、どっち?』
正解:「煮しめ」
 
数の子は40キロカロリー。
煮しめは314キロカロリーでおよそご飯2杯分のカロリーになります。
実はおせちというのは、元々保存が利くように作っています。
砂糖やみりんなど調味料を沢山使って、普段よりも濃い味付けにして長持ちするように作っている。中でも、煮しめはお重の中で汁が出ないように濃い汁を全て吸わせてしまうので、高カロリーになってしまう。普通の煮付けならば、汁を残すので低カロリーとなる。
 
【主なおせち料理のカロリー】
1位 煮しめ(1人前):314kcal
2位 ブリの照り焼き:211kcal
3位 栗きんとん(栗2粒):170kcal
4位 昆布巻き(1人前):140kcal
5位 牛肉ゴボウ巻き(1人前):132kcal
 
☆正月太りを防ぐ方法☆
「食べ合わせを工夫する」
同じ食べ物を食べたときでも、一緒に食べるものによっては
脂肪の吸収を抑えたり、代謝をよくしてカロリーの消費を
促進させたりすることで、太りにくくすることができる!!
 
★問題2★
『正月太りを防ぐのに、煮しめと一緒にとると効果的なものは、紅白なますか黒豆、どっち?』
正解:「黒豆」
 
もちろん、各ご家庭で作り方の違いはあるが
煮しめが高カロリーになってしまう理由が濃い味付け。
その中でも砂糖。黒豆にはビタミンB群が豊富に含まれており
特に、糖質をエネルギー源として燃やしてくれるビタミンB1が豊富なため、砂糖の分解を助け、太りにくくなります。
 
★問題3★
『正月太りを防ぐのに、雑煮に多めに入れると効果的なものは、鶏肉かほうれん草、どっち?』
正解:「鶏肉」
 
雑煮のカロリーのメインは餅。
雑煮そのものは200kcalくらいですが
そのうち切り餅ひとつで130kcalくらいあります。
餅は炭水化物ですが、たんぱく質を一緒にとると
炭水化物を一緒に摂るよりも血糖値の上昇が
緩やかになる事がわかっています。
血糖値の上昇が緩やかになると、
余計な栄養を溜め込みにくくなる。
 
★問題4★
『正月太りを防ぐのに、おしること一緒に摂ると効果的なものは、紅白なますか、酢レンコン、どっち?』
正解:「酢レンコン」
 
おしるこが高カロリーになってしまうのは、餅と甘味である糖分が原因。
雑煮の場合のようにタンパク質を摂れば良いと思っても、一緒にあわせる食材がない。
ただでさえカロリーが高いので、タンパク質を摂るのではなく栄養そのものを抑える。
レンコンには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維の中でもレンコンに豊富なヌルヌル成分の水溶性の食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるほか、炭水化物の吸収を抑える働きもある。