今回の相談者は、小学校教師の森山学さん(３３)
　森山　「よし、今日はここまで。それじゃあ、給食の準備をしよう」

　森山　「小島くん！先生と一緒に来なさい」
　小島　「はい…」

一人の児童 を教室から連れ出した森山。
その理由とは…

　森山　「なんでまた、給食費を持って来なかったんだ？」
　小島　「お母さんが払う必要ないって…」
　森山　「ハァ」

全国でトラブルが多発している給食費未納問題。
現在給食を食べている児童１０００万人に対し、
未納の児童はその１％に当たる約１０万人。
学校給食費の未納額は年間２２億円にのぼるというのだ。

当然、森山の学校でも厳しいお達しが出ていた。
　校長　「先生方も、積極的に回収する努力をして下さい。
　　　　　 お願いします。森山先生、あなたのクラスの事ですよ！」
　森山　「はい…」

森山は、給食費未納の家庭を何度も訪問していたが…
　森山　「すみません」
　小島母　「あら、森山先生」

　森山　「経済的にどうしても払えないのならともかく、
　　　　　 そうでないなら給食費を払ってもらえませんか？」
　小島母　「小学校は義務教育でしょ？なんで余計なお金を
　　　　　　 払わなきゃならないのよ。さっさと帰って下さい！」
母親は頑なに支払いを拒んでいたのだ。