評議室にて・・・
裁判の評議は僕ら6人の裁判員と裁判長を含む3人の裁判官で行われる
 裁判長 「ただ今より、評議を行います。
       まずは、被告人の罪について具体的に決めていくことになります。」

そして評議が始まった・・・
 澤山 「人を刺したんだから殺人未遂罪!これで決まりでしょう!。」
 寺本 「ちょっと、皆さん!真剣にやりましょうよ!。
     ボクたちは国民の代表で選ばれた裁判員なんですよ。」

事件の状況とは・・・
事件現場となった中田夫妻の家。
被告人である妻・千佳子の帰省中に夫・和弘が、
被害者・青山奈々を家に連れ込み浮気。

しかし、1日早く帰ってきた妻・千佳子が浮気現場に遭遇
リビングを出た青山奈々を妻・千佳子は追いかけ、玄関で引き止めた。

その間、夫・和弘は修羅場を逃れ、リビングで身を潜めていた。

玄関で引き止められた奈々は、妻・千佳子を脅かすように
ユリの生けられた花瓶を咄嗟に地面へ叩きつける。
 奈々 「あんたたち二人で話せばいいでしょ!」

千佳子は、グシャグシャになったユリと花瓶をみて・・・
すぐ側にあった花バサミを手にとり、奈々の体へ飛び込むようにして
奈々の腹を花バサミで刺す。
青山奈々は一命をとりとめたが、全治1か月の重傷を負った