裁判の争点は・・・
この裁判の争点は、妻千佳子に殺意があったかどうか。
検察側は、殺意ありと主張した
 検察官 「傷の深さは、8センチ。
       被告人は被害者を殺す意志があったことは明らかであり、
       殺人未遂罪が成立します!」

一方、妻・千佳子の弁護側は、殺意なしと主張した
 弁護士 「殺意があったなら何度も刺したはずです。
       よって被告人は傷害罪にあたるのが相当だと思います」

評議室では・・・
 照美 「殺意があったかどうかなんて、
     超能力者じゃあるまいし、わかるわけないじゃない!。」
 寺本 「ぼくは、殺意はなかったと思います・・・」
**それぞれが自分の意見を自由に発言できる**
 裁判長 「みなさん、そう結論をあせらずに。
       法廷は明日以降も続きます。じっくり考えてみてください。」

実は、寺本にはどうしても気になる点があった。
 奈々 「あんたたち2人で話せばいいでしょ!」
 寺本 「・・・人を刺したくなる程の言葉だろうか…。
     僕は何か釈然としないものを感じていた…。」