坂井 「今回の件は、9対1で
      僕が悪いという事でどうですか?」
 直子 「わかりました」
直子も納得し、自転車の弁償額を直子は1割、
坂井は9割負担する事で話はまとまった。

ところが!
 直子 「えっ!何よコレ?
     私が負担する額の方が高いじゃない!」

実は、直子の自転車が1万円なのに対し、
坂井の自転車は10万円の高級品。
坂井が直子に払う額よりも、直子が坂井に払う額の方が、
1,000円多くなるのだ。

 直子 「あなたの方が悪いのに、
      何で私が多く払わなきゃいけないの!?」
 坂井 「そっちが1割の負担をしてもらう訳だから…」
果たして、過失は相手の方が大きいのに、
相手よりも多く払わなければならないのか?

 
払わなければならない
払わなくてよい