検 索 無料配信 番組表

課長 島耕作

2008年6月25日 放送
ストーリー

京都での単身赴任を終え、課長という肩書きで東京本社に呼び戻された島耕作(高橋克典)、34歳。新しいポストは、家電業界大手・初芝電器の販売助成部ショールーム課課長。気心の知れた上司、部長の中沢喜一(宅麻伸)から4人の部下を紹介された島は、さっそくその一人・大町久美子(松下奈緒)の案内で都内のショールーム回りをした。

島が、帰京後、初めて自宅に帰ったのは、その日の夜。家では、妻・怜子(横山めぐみ)と小学1年生の一人娘・奈美(飯野芹菜)が待っていたが、仕事にかまけ家庭をないがしろにしたツケが回り、夫婦の会話は少なかった。

会社内では、社長の苫米地功(神山繁)と、死亡した元会長・吉原の娘と結婚した副社長・大泉裕介(小林稔侍)の2つの派閥があった。島は、自分の性に合わないため無派閥。中沢が同じく無派閥だったため、島は、仕事はやりやすかった。

帰京して早々、島は、探偵事務所で働く親友の木暮(高知東生)から、何者かが初芝電器株を買い漁っているとの情報を得た。中沢を通じてこの話を聞いた苫米地は、直ちに大泉、専務の石渡(鶴田忍)、久米(津村鷹志)ら社内役員を招集し、善後策を協議。同時に、島には続けて調査をするよう指示する。島が、部下の久美子に誘われ食事をし、その後ホテルで一夜をともにしてしまったのは、雑用に追われ二人で残業した後のことであった。

翌日、木暮からの連絡で、株を買い漁る相手が、韓国の企業らしいと判明。苫米地は、自社株の買い増しで対抗するよう指示した。騒ぎの最前線に立つことになった島は、家でも怜子から離婚届を突きつけられ、公私ともに追い詰められる。奈美が母親との二人暮らしに反対しなかったと告げられた島は、一度も振り返らずに出て行く怜子を悄然と見つめるだけだった。

島は銀座のママで納まっている馬島典子(高岡早紀)から、苫米地派の常務・松本(佐野史郎)が落としたメモを見せられた。そのメモが個人株主に関するデータだと知った島は、苫米地が、大泉派の排除を画策しているとにらむ。松本は、典子が大泉の愛人だと知り、大泉派の情報を得るために店の常連になったらしい。

そんな中、初芝株の買い取りを仕掛けた相手の正体とその目的が明らかになった。
その相手とは、世界的な規模を誇るジンハン電子で、初芝を吸収合併するための敵対的M&Aを仕掛けていたのだ。韓国企業に乗っ取られる!そんな状況の中で初芝電器は震撼となった。一方初芝株の奪い合いが表面化する中、島の部下・野中(伊藤正之)の起こしたセクハラ騒ぎがきっかけで、その株に関する思わぬ事実が浮上した。久美子の母・大町愛子(萬田久子)が元会長・吉原の愛人で、久美子が何と吉原の娘と判明。吉原が死亡した際、愛子が初芝株1億5千万株を譲り受けていたことが明らかになったのだ。

まもなく、初芝とジンハン側との交渉が決裂。両者は、大株主の愛子がキーパーソンになるとみて、その行方を追い始めた。久美子の情報によると、愛子は海外のどこかに旅行中とか。ところが、大泉の派閥に属していると思われた島は、ライバル会社のヘッドハンティング話に乗ったとの濡れ衣を着せられ、苫米地から1週間後にクビにすると通告された。追い詰められた島は、典子に例のメモを大泉に渡すよう依頼。島の危機を知った木暮と、同期の企画室長・山本(佐藤恒治)は、1週間以内に苫米地を退陣させるべく、福岡で起きたヤミ再販事件を内部告発という形でマスコミにリークした。

解雇まであと3日となった日、何としても初芝を救いたい島は、中沢のアドバイスで休暇を取り、久美子からの情報を元に、愛子がいるらしいバリ島へと向かった。だが、バリ島に到着した島は、すでにソムサンと接触したらしい愛子に、冷たく追い返されて――。

会社の窮地を救えるのか?島の運命やいかに?!

このページを
シェアする
©Nippon Television Network Corporation