2007/5/9 名曲を生んだ不遇時代の家 |
オーストリア、ザルツブルク。 美しい広場に面したこの家で、 音楽家モーツァルトは、17歳から暮らしました。 |
大都市で勤め口を見つけられなかった彼は、 不本意ながら父の勧めどおり、 故郷の宮廷楽士として働き始めます。 |
しかし宗教都市であったこの地で、 権勢を誇る大司教は、宗教音楽以外に理解を示しません。 |
モーツァルトにとって、それはあまりに辛い現実。 |
「ここは音楽家には まことに幸薄き土地でございます」(「モーツアルトの手紙」より) |
鬱々と過ごす日々。 けれどそんななか書き上げた多くの曲は、神々しい輝きを放つのです。 モーツァルトの未来までを照らすかのように・・・。 |
やがて彼は決意します。 父のもとを離れ、ウィーンで暮らそう―。 |
自らの道を歩き始めたモーツァルト。 25歳の春でした。 |
国:オーストリア ザルツブルグ
人:モーツァルト 名曲を生んだ不遇時代の家
人:モーツァルト 名曲を生んだ不遇時代の家
曲名:交響曲 第40番:第一楽章から
曲名:交響曲 第25番:第一楽章から |