2007/6/27 「修善寺の大患」の地 |
歴史ある温泉街、修善寺。 文豪・夏目漱石は、静養のため、この地に滞在しました。 |
当時の難病であった胃潰瘍を患う彼が、 医師の勧めでここにやってきたのは、 43歳のとき。 |
多忙を極めていた作家は、 久方ぶりに、のんびりとした時間を過ごします。 |
しかし、ある夜―。 突如、大量の吐血をして危篤状態に陥った漱石は、 生死を彷徨い続けました。 |
奇跡的に一命をとりとめた漱石。 死と直面した事は、 彼の世界観や人生観を、大きく変えたといいます。 |
そんな思いの丈を綴った日記・・・。 |
「年四十にして始めて赤子の心を得たり」 |
漱石はここで、人間としての転機を迎えたのです。 生きることの歓びを、その心に刻んで。 |
国:日本 静岡県伊豆市修善寺
人:夏目漱石 「修善寺の大患」の地
人:夏目漱石 「修善寺の大患」の地
曲名:美しい朝
作曲者:栗山 和樹 YRCN-11096 R and CLtd. |