2008/01/09 青春時代を過ごした店 |
薫り高き文化の街、スペイン、バルセロナ。 この町の片隅に、芸術家、ピカソが、 青春時代を過ごした酒場があります。 |
「クアトラガッツ」 4匹の猫を意味する、この店。 |
革新的な芸術家や文学者が集ったここに、 彼が初めてやってきたのは1899年、18歳のとき。 |
古い教えに馴染めず、美術学校をやめたピカソは、 毎晩のようにここを訪れては、熱く芸術を語ります。 |
現在はこの店のメニューになっている彼の絵は、 当時、貧しかったピカソが、酒代として払ったもの。 |
この絵が評判となった彼は、19歳のときに、 「クアトラガッツ」で人生初となる個展を開きました。 |
やがて新しい芸術を求めたピカソは、 この地をあとに、パリを目指します。 友と青春に別れを告げた、旅立ちでした。 |
国:スペイン バルセロナ
人:パブロ・ピカソ 青春時代を過ごした店
人:パブロ・ピカソ 青春時代を過ごした店
曲名:La Traviata - Preludio All'atto 1
《椿姫》第1幕への前奏曲 作曲者:ヴェルディ |