2008/01/23 闘牛に出会った故郷 |
スペイン南部。 アンダルシア地方の町、マラガにある闘牛場。 |
この地で生まれた偉大な芸術家は、 闘牛を生涯のテーマとしました。 パブロ・ピカソ。 |
少年時代、父親に連れられて闘牛場にいったピカソは、 その猛々しい迫力に、魂を揺さぶられます。 |
幼い彼がそこに見たもの、それは生と死という人生の縮図。 |
「僕たちスペイン人ってやつは、朝はミサ、午後は闘牛、夜は売春宿ときている。いったい何を通してそれらが混ざり合うのかって? 悲しみだよ」 |
芸術とは、悲しみと苦しみのなかから生まれると考えたピカソ。 |
彼は、闘牛を題材とした数多くの作品を制作しました。 油絵、彫刻、版画。 |
91年のその生涯を終えるまで、 ピカソは闘牛をこよなく愛しました。 悲しみのなかに確かに見た、生命(いのち)の輝きを。 |
国:スペイン マラガ
人:パブロ・ピカソ 闘牛に出会った故郷
人:パブロ・ピカソ 闘牛に出会った故郷
曲名:カルメン 第4幕への間奏曲
作曲者:ビゼー |