2008/02/06 母国を想った終の棲家 |
パリ南西の自然豊かな村、ヴィリエ・ル・バクルに、 その人の終の棲家があります。 世界に名立たる画家、藤田嗣治。 |
フランスに帰化した彼が、レオナール・フジタとして、 この地にやってきたのは1960年、74歳のとき。 |
妻と二人、静かな時を過ごしながら、 制作に打ち込む日々。 フジタの瞳に時折宿るのは、哀しみ。 |
戦後、日本の画壇から戦争画家と非難された彼は、 追われるように、祖国を後にしたのです。 |
やがてフジタは決意します。 もう異邦人であることも忘れ、 ひとりのフランス人として生きていこう・・・。 |
しかしこの家の中には、 "日本"を感じさせるものが残ります。 |
レオナール・フジタは81年の生涯を、異国の地で終えました。 遥かな母国を想い続けて。 |
国:フランス ヴィリエ・ル・バクル
人:レオナール・フジタ 母国を想った終の棲家
人:レオナール・フジタ 母国を想った終の棲家
曲名:この青空に約束を
作曲者:伊藤 賢治 |