2008/07/16 封建社会を見つめた地 |
「天は人の上に人を造らず、 人の下に人を造らずと云へり」 (『学問のすゝめ』より) |
近代日本を代表する教育者、福澤諭吉。 彼の暮らした家が、大分県中津市にあります。 |
大坂で育った彼が、 父の死に伴い、一家の郷里である大分で暮らし始めたのは、 天保7年、1歳のとき。 |
身分格差が強かった中津藩において、 代々下級武士であった福澤家の暮らしは、 つましいものでした。 |
武士の息子でありながら、 買い物や障子の張替えを、 積極的に手伝った少年・諭吉。 |
幼い心にいつしか疑問が生まれます。 人の間に上下を定めた封建制度に、 一体どれほどの意味があるのだろう・・・。 |
やがて漢学を学び、学問の楽しさと自由を知った諭吉。 安政元年、彼は蘭学を修めるために、 長崎を目指し、ここをあとにするのです。 希望に燃えた、19歳の旅立ちでした。 |
国:日本 大分県中津市
人:福澤諭吉 封建社会を見つめた地
人:福澤諭吉 封建社会を見つめた地
曲名:星空を見上げて
作曲:MOKA |