2008/08/20 終生、愛した街 |
デンマークの首都、コペンハーゲン。 北欧のパリとも称されるこの街で、 童話作家、アンデルセンは、長く暮らしました。 |
芝居の道を志した彼が、 初めてここを訪れたのは14歳の時。 いつしか作家を目指すようになった彼は、 22歳の時、この狭い屋根裏部屋で生活を始めました。 |
けれど仕事もないアンデルセンは、毎日の食事にも困ります。 そんな彼に手を差し伸べたのは、この街で出会った友人たち。 誰もが笑顔で、心のこもった夕食をご馳走してくれました。 |
貧しい暮らしのなかでも、作家への夢を失わなかったアンデルセン。 彼のここでの日々は「ニコライ塔の恋」「バイオリン弾き」などの 作品へと形を変えました。 |
作家として名声を得たあとも、 彼は友人たちの家をしばしば訪れました。 生涯、独身だったアンデルセンは、 そこに、家族の温もりを求めていたのかもしれません。 |
アンデルセンは、コペンハーゲンを終生、愛しました。 青春の思い出が刻まれた、この地を。 |
国:デンマーク コペンハーゲン
人:アンデルセン 終生、愛した街
人:アンデルセン 終生、愛した街
曲名:A Dreaming Boy
作曲:岩代太郎 |