2008/10/29 「文学の世界」に出会った地 |
ベルリン。18年前、東西ドイツの統一により、 再び首都となったこの街。 |
今より100年の昔、街角に佇む建物で、 森鷗外が留学時代を過ごしました。 |
ここの2階で彼が暮らし始めたのは、 明治20年、26歳のとき。 |
将来を嘱望される軍医であった鷗外の留学目的は、 ドイツが誇る衛生医学を修めることです。 |
ベルリン大学に通い、最高峰の医学を学ぶ日々。 勉強に忙しい彼の息抜きは、 まだ日本に入ってきていない、ドイツ語で書かれた 小説や文学論、哲学書を読むことでした。 |
当時の日本に比べ、多様性に富んだドイツ文学。 いつしか鷗外は、熱心にメモを取りながら、 読書に励むようになるのです。 |
そんな時間が彼に教えてくれたのは、 「文学の世界」の果てしない広さ。 |
明治21年に帰国後、 文学の道を志す森鷗外 のちに文豪と呼ばれる道のりの始まりでした。 |
国:ドイツ ベルリン
人:森鷗外 「文学の世界」に出会った地
人:森鷗外 「文学の世界」に出会った地
曲名:いま君にできること 作曲:三宅一徳 |