2008/11/5 「文学の世界」に出会った地 |
かつては冷戦の象徴と呼ばれたベルリン。 この街でのちの文豪、森鷗外は 留学時代を過ごしました。 |
彼がベルリンで三番目に暮らした家。 軍医であった鷗外はこの国の医学を学びながら、 多忙な毎日を過ごします。 |
「ブランデンブルク門」「ウンター・デン・リンデン」 「ティーアガルテン」 100年昔、この地を歩いた鷗外。 その記憶を彼はのちに小説に書いたのです。 名作「舞姫」 |
自身の家にほど近かったマリエン教会 ここを鷗外は「舞姫」の幕開けの地としました。 主人公・太田豊太郎と、踊り子の少女エリスの、出逢いの場所に。 |
「今この所を過ぎむとするとき、閉ざしたる寺門の扉に倚りて、 声をのみつつ泣くひとりの少女あるを見たり。 年は十六、七、なるべし」 (「舞姫」より) |
ふたりの哀しいロマンス。 それは鷗外自身の物語とも言われています。 |
彼は永遠に残したかったのでしょうか。 忘れえぬ、遥かな異国の地の想いを・・・。 |
国:ドイツ ベルリン
人:森鷗外 「舞姫」の舞台の街
人:森鷗外 「舞姫」の舞台の街
曲名:回想 ここにいる意味 作曲:渡辺俊幸 |