2008/11/12 初めての小説を書いた地 |
東京の観光名所、上野。 賑やかなこの町の一角に、 文豪、森鷗外の家があるのです。 |
彼がここで暮らし始めたのは、 ドイツ留学を終えた翌年、明治22年のとき。 |
軍医の傍ら、西欧文学の翻訳や紹介など、 文学者としての活動を始めていた鷗外。 |
彼を慕い、幸田露伴、斉藤緑雨ら 多くの人がやってきます。 |
鷗外は彼らと酒を汲みくわしながら、 夜が更けるまで、文学や芸術について熱く語りあいました。 |
この頃、小説に取り組み始めていた鷗外。 彼の気晴らしは、上野の町を歩くこと。 静かな坂道をのんびりと行き、 また発想を新たにするのです。 |
そして明治23年 鷗外の初めての小説が発表されました。 自伝的作品『舞姫』 |
作家として産声を上げた森鷗外。 28歳のときでした。 |
国:日本 東京都台東区
人:森鷗外 初めての小説を書いた地
人:森鷗外 初めての小説を書いた地
曲名:ふれあい 作曲:山下康介 |