2009/02/11 画家を目指し、旅立った地 |
雄大な北アルプスをのぞむ長野県松本市。 この地を、画家いわさきちひろは、 生涯、愛しました。 |
幼い頃より母親の故郷であったここをよく訪れたちひろ。 活発で、絵を描くことが大好きな、少女時代をおくります。 |
いつしか彼女の胸に芽生える夢。 画家になりたい・・・。 |
しかし時代がそれを許しません。 戦争の始まりとともに、絵筆を握ることもなくなったちひろ。 |
昭和20年5月、26歳になった彼女は、 疎開のため、久方ぶりに松本にやってきました。 |
そして8月。日本じゅうが敗戦に沈むなか、 彼女は一冊のスケッチブックを携えて、 裏山に向かいます。 |
そこに広がるのは、少女の頃より、彼女を抱いてくれた豊かな自然。 その風景を胸に焼きつけるよう、ちひろはスケッチしたのです。 |
昭和21年、東京の芸術学校に入学するため、 彼女はここを後にします。 再び夢に向かい歩き始めた春でした。 |
国:日本 長野県松本市
人:いわさきちひろ 画家を目指し、旅立った地
人:いわさきちひろ 画家を目指し、旅立った地
曲名:Smile Pianist 作曲:MAYUKO |