2009/07/08 家族みんなで暮らした地 |
昭和24年12月15日。新潟駅。 ここにひとりの少年が立っていました。 後の"天才ギャグ漫画家"赤塚不二夫。 |
そこへ姿を現したのは、父、藤七。 シベリアに抑留されていた父親との、 実に四年ぶりの再会でした。 |
間もなく一家は父の実家に近い、「法讃寺」に間借りをし、 生活を始めます。 毎朝 弟や妹と共に掃除をした不二夫。 |
日々の食べるものには不自由したけれど、 家族は皆、笑顔が絶えません。 |
ある夜 本堂に明かりが灯っています。 寺の人が覗いてみると、勉強に励む不二夫の姿。 感心、感心と思いきや、不二夫が描いていたのは漫画でした。 |
勉強が苦手な少年が抱いていた、確かな想い。 「手塚治虫のような漫画家になりたい・・・」 |
やがて、不二夫は働きながら漫画家を目指すために ひとり、ここを後にします。 15歳の春でした。 |
国:日本 新潟県新潟市
人:赤塚不二夫 家族みんなで暮らした地
人:赤塚不二夫 家族みんなで暮らした地
曲名:恵梨香のテーマ
作曲:加藤 和彦 |