2009/10/14 放浪の最中、発見された地 |
桜島が凛とそびえ立つ鹿児島県。 この地に、彼は魅了されました。 "放浪の天才画家"山下清。 |
彼が初めてここにやってきたのは、 昭和26年のとき。 |
その3年後。ある見出しが、新聞に掲載されます。 『日本のゴッホ今いずこ?』 |
作品が認められ、日本のゴッホとも言われた清。 けれど放浪の旅を続ける芸術家の行方を、 誰も知らなかったのです。 |
ある日。鹿児島の海辺で、地元の高校生が、 子供に石を投げられている人物を見つけます。 それが清でした。 |
助けてくれた高校生に、自らが怪しい者ではないと訴えるように、 リュックの中身を見せた清。 |
間もなく駆けつけた記者に、彼はこう言いました。 |
「ゴッホなんて僕は会ったことがないし知らないな」 |
山下清は、生涯、名声も富も求めませんでした。 ただ己の道を歩き続けて。 |
国:日本 鹿児島県
人:山下清 放浪の最中、発見された地
人:山下清 放浪の最中、発見された地
曲名:クラスメイト
作曲:菅野祐悟 |